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4月20日

投資被害について

ニューヨークダウ499ドル高、企業決済や経済活動再開に期待

米国株式市場は反発

ダウ平均は499.51ドル高の34911.20ドル、ナスダックは287.30ポイント高の13619.66で取引を終了した。
企業決算への期待に寄り付き後、上昇。連邦地裁判事が全国的なマスク着用義務化を無効と判断したことを受け運輸保安局と疾病対策センターが、公共交通機関でのマスク着用義務を撤回したため経済活動再開への期待が一段と強まり、連邦準備制度理事会の急速な利上げや金利高への警戒感を相殺。売られていたハイテクセクターでも買戻しが強まり、引けにかけて、主要株式指数は上げ幅を拡大した。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、128円89銭で引けた

住宅ローン金利の上昇にもかかわらず米3月住宅着工件数は予想外に2月から増加し、2006年6月以降16年ぶり高水準となったほか、エバンス米シカゴ連銀総裁も金利上昇局面でも経済が健全な成長を維持するとの見方を示したため、連邦準備制度理事会の利上げ観測が一段と強まり、長期金利上昇に伴うドル買いがさらに加速。また、日米金利差拡大により、円売りにも拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物6月限は反落、原油6月限終値は102.05ドル、5.56ドル安

世界銀行に続き、国際通貨基金が今年の世界経済の成長見通しを下方修正したことが重し。国際通貨基金は従来の見通しである4.4%を3.6%に引き下げた。ロシアのウクライナ侵攻、インフレ高進、コロナ再流行による中国経済の減速などが背景。石油の需要見通しが悪化している。

ブラード米セントルイス連銀総裁が「0.75%ポイントの利上げを排除しない」と述べたことも圧迫要因。ただ、来月の米連邦公開市場委員会では0.50%の利上げで見通しはほぼ固まっている。

中国で新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりしていることは圧迫要因。米テスラは上海工場の操業を再開したものの、上海の経済活動はほぼ停止したままであり、石油需要の落ち込みが続くとみられている。


ニューヨーク金先物6月限は反落、金6月限終値は1959.00ドル、27.40ドル安

米国債の利回り上昇や原油安が圧迫要因になった。米連邦準備制度理事会の利上げ見通しを受けて米10年債利回りは2018年12月以来となる2.93%まで上昇した。一方、国際通貨基金が世界経済の成長率見通しを下方修正し、原油が急落した。