4月21日
投資被害について
ニューヨークダウ249ドル高、ハイテクが重しに
米国株式市場はまちまち
ダウ平均は249.59ドル高の35160.79ドル、ナスダックは166.59ポイント安の13453.07で取引を終了した。
金利の上昇が一段落したほか、ITサービスのIBMや消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブルの好決算を好感した買いに、寄り付き後、上昇。ダウは終日堅調に推移した。一方、動画配信のネットフリックスの冴えない決算を受けハイテクが売られ、ナスダック総合指数は下落。
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、127円91銭で引けた
全米不動産協会が発表した3月中古住宅販売件数が前月から減少し、2020年5月来で最低となったほか、米20年債入札の強い結果に利回りが低下したためドル売りが優勢となった。
ニューヨーク原油先物6月限は小幅高、原油6月限終値は102.19ドル、0.14ドル高
世界的に景気減速懸念が強まるなか、米エネルギー情報局の週報で石油製品需要が低調な推移を続けたことが重しとなった一方、米国の輸出が拡大していることから在庫取り崩し圧力が強まっており、需給ひっ迫懸念が拡大した。ロシアのウクライナ侵攻後、米国の石油に対する需要が強まっており、原油輸出が急増したほか、石油製品輸出の4週間移動平均は日量617万1000バレルと統計開始以来の最高水準を塗り替えた。
米エネルギー情報局週報で、米石油製品需要は日量1903万3000バレルと節目の同2000万バレルを4週連続で下回った。ガソリンや留出油の需要の4週間移動平均は前年同時期を下回って推移している。小売価格の高騰で需要が減退している。米原油生産量は日量1190万バレルまで増加し、コロナショック後の最高水準を更新。製油所稼働率は91.0%まで上昇した。
ニューヨーク金先物6月限は弱含み、金6月限終値は1955.60ドル、3.40ドル安
米連邦準備制度理事会の大幅利上げ見通しや米国債の利回り上昇が圧迫要因になった。ただ欧州中央銀行理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行総裁が利上げに踏み切るのは第3四半期との見通しを示し、ユーロ高に振れたことが下支えになった。