4月26日
投資被害について
ニューヨークダウ238ドル高、金利の低下を好感
米国株式市場は反発
ダウ平均は238.06ドル高の34049.46ドル、ナスダックは165.56ポイント高の13004.85で取引を終了した。
中国の都市封鎖が世界経済の減速に繋がるとの懸念や中国株式市場の下落を警戒した売りに、寄り付き後、下落。その後、JDドットコムなど中国株が下げ止まると、国内のハイテク株も買い戻され上昇に転じた。さらに、金利の低下を好感した買いや電気自動車メーカー、テスラのマスク最高経営責任者による短文投稿サイト、ツィッター買収が正式発表されると、ハイテクがさらに持ち直し相場を押し上げ引けにかけて主要株式指数は上げ幅を拡大した。
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、128円09銭で引けた
米3月シカゴ連銀全米活動指数や4月ダラス連銀製造業活動指数は前回から低下したほか、中国の新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖拡大が世界経済の減速につながるとの懸念が高まり、米国債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。さらに、リスク回避の円買いも強まった。
ニューヨーク原油先物6月限は続落、原油6月限終値は98.54ドル、3.53ドル安
世界最大の石油消費国である米国で需要が減退しているなかで、中国の石油需要がさらに下振れするリスクが高まったことが相場を圧迫した。新型コロナウイルスの流行拡大が続く中国では上海の都市封鎖が続いているうえ、北京でも感染拡大の兆候があり、大規模なPCR検査が行われることが警戒感を高めている。PCR検査は様々なウィルスに反応することから、検査が行われたらコロナ感染者だけでなく様々な陽性者が検出されるため、北京で都市封鎖が始まるリスクがある。
欧州連合のドムブロフスキス上級副委員長が、ロシア産石油に対する「スマートな制裁」を準備していると発言したことは重し。英タイムズが報道した。一部では仏大統領選後に禁輸協議が活発化すると指摘されていたが、即時禁輸については慎重論が強い。
ロシアのブリャンスクにある石油備蓄施設で爆発や火災が発生したことは支援要因。ブリャンスクにはロシアと欧州を結ぶドルジバ・パイプラインが通過している。爆発・炎上の背景は今のところ不明でロシア政府は調査を開始する。
ニューヨーク金先物6月限は弱含み、金6月限終値は1896.00ドル、38.30ドル安
中国北京市が新型コロナウイルスの検査を開始し、都市封鎖に対する懸念が出たことが圧迫要因になった。世界経済の減速懸念も強く、商品株が売られ、金の圧迫要因になった。