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5月10日

投資被害について

ニューヨークダウ653ドル安、景気後退入りを警戒

米国株式市場は続落

ダウ平均は653.67ドル安の32245.70ドル、ナスダックは521.41ポイント安の11623.25で取引を終了した。
連邦準備制度理事会が金融政策の正常化を目指し緩和解除を開始したため、投資家によるリスク資産を軽減する動きが続き、寄り付き後、下落。中国のコロナによる都市封鎖も継続しサプライチェーン混乱も継続、加えて、連邦準備制度理事会の急速な利上げにより景気後退入りへの懸念も強まり、引けにかけては下げ幅を拡大した。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円27銭で引けた

米連邦準備制度理事会の急速な引き締めで米国経済が景気後退入りするとの懸念や、同時に高インフレも制御できず、スタグフレーション懸念などが強まり、リスク回避の円買いが優勢となった。投資資金が安全資産として米国債にも向かい、債券利回りも低下したためドル買いも後退した。


ニューヨーク原油先物6月限は大幅反落、原油6月限終値は103.09ドル、6.68ドル安

新型コロナウイルスの流行が収まらない中国で都市封鎖が長引き、石油需要の落ち込みが続くことが警戒された。上海や北京では感染対策が一段と強化されている。
2022年1-4月の中国の原油輸入量は前年比4.8%減となった。中国全体で新規感染者の拡大はピークアウトする兆候があるものの、ゼロコロナ政策を掲げていることから、需要見通しの不透明感が強い。

インフレや金利上昇で世界的な景気見通しが悪化するなか、主要な米株価指数が一段と下落したことは米国の需要の見通しを悪化させた。S&P500は昨年4月以来の安値を更新。景気後退懸念が高まっている。

欧州連合はロシアからの原油や石油製品の輸入禁止を巡って加盟国との調整を続けている。エネルギーでロシアに依存している国には猶予期間だけでなく、石油施設の拡充資金の提供を検討しているもよう。


ニューヨーク金先物6月限は反落、金6月限終値は1858.60ドル、24.20ドル安

原油急落や株安が圧迫要因になった。日中取引で米国債の利回りが低下し、ドル高が一服したが、手じまい売りなどが出た。