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5月20日

投資被害について

ニューヨークダウ236ドル安、景気後退懸念が重し

米国株式市場は続落

ダウ平均は236.94ドル安の31253.13ドル、ナスダックは29.65ポイント安の11388.50で取引を終了した。
冴えない企業決算に失望感が広がり、寄り付き後、下落。最新の地区連銀製造業景況指数や雇用、住宅関連指標が軒並み予想を下回り景気後退入り懸念が一段と強まり投資家心理が悪化、売りに拍車がかかった。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、127円81銭で引けた

この日発表された米5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数と4月中古住宅販売件数は市場予想を下回ったほか、先週分新規失業保険申請件数の増加や4月景気先行指数が予想外のマイナスに落ち込むなど、米経済指標の低調な結果を受けて、景気後退懸念が強まり、金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。リスク回避の円買いも観測された。


ニューヨーク原油先物7月限は反発、原油7月限終値は109.89ドル、2.85ドル高

米国のガソリン小売価格が過去最高水準で推移していることで需要は低調だが、ドライブシーズンの本格化とともに消費が上向くと期待されている。今月30日のメモリアルデーはガソリン需要が上向く目処として認識されている。今週の米エネルギー情報局の週報ではガソリン消費がやや回復する兆候があった。

ガソリン価格を抑制するための燃料高騰防止法案が米下院を通過したことは支援要因。この法案が成立すると、バイデン米大統領はガソリンを不当に高い価格で販売することを違法と判断することが可能となり、値上げが不当であるとの根拠があれば罰則が科される。ただ、上院の通過は不透明。

バイデン米大統領と、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が来月にも会談する可能性があると伝わったことは重し。エネルギー高について協議が行われる可能性が高い。ただ、ジャーナリストのカショギ氏殺害を主導したとされるサルマン皇太子をバイデン米大統領は過去に厳しく非難しており、初会談の実施に不透明感はあ る。


ニューヨーク金先物6月限は反発、金6月限終値は1841.20ドル、25.30ドル高

インフレ高進で株安に対する警戒感が残ったが、米国債の利回り低下やドル安が支援要因になった。5月の米フィラデルフィア地区連銀業況指数は事前予想を下回り、2年ぶりの低水準となった。インフレが続き、米経済が一時的にスタグフレーションに陥るとの見方も出ている。