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5月27日

投資被害について

ニューヨークダウ516ドル高、決算受け小売がけん引

米国株式市場は大幅続伸

ダウ平均は516.91ドル高の32637.19ドル、ナスダックは305.91ポイント高の11740.65で取引を終了した。
前日の流れを引き継ぎ、米連邦公開市場委員会議事要旨が想定内の内容で連邦準備制度理事会による積極的な利上げへの懸念が和らいだことに加え、インフレのピークアウトへの期待も相場のサポート材料となった。小売企業が相次いで市場予想を上回る四半期決算・見通しを発表したことで消費関連銘柄が上昇し、相場を押し上げた。引けにかけて上げは一服したが、ダウ・ナスダックともに終日堅調に推移した。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、127円12銭で引けた

米国の1-3月期国内総生産改定値の下方修正を受けてドル売りになったが、週次新規失業保険申請件数の低下を好感してドル買いに転じ、また、米国株の大幅続伸によりリスク選好的な円売りも強まった。その後、米7年債入札の強めの結果を受けて長期金利が低下し、ドル買いは後退気味になった。


ニューヨーク原油先物7月限は大幅続伸、原油7月限終値は114.09ドル、3.76ドル高

米国のドライブシーズンに向けて供給ひっ迫感が強まると想定されていることが相場を押し上げた。高値で需要が低調に推移するなかでも、米エネルギー情報局の週報でガソリン在庫は過去5年のレンジ下限を下回って減少を続けている。季節的に需要が上振れすると、ガソリン在庫の取り崩しが加速する可能性がある。

欧州連合によるロシア産石油の禁輸について、ドイツのハベック経済相が数日以内に合意が可能であると述べたことも支援要因。すべての欧州連合加盟国の合意が必要で、ハンガリーの反対で禁輸実施に遅れが生じているものの、ようやく合意にたどり着けるようだ。

米株式市場が堅調だったことも買いを後押しした。主要な米株価指数は先週にかけて下値探りだったが、戻りを試している。米連邦準備制度理事会が一定水準まで政策金利を引き上げた後、効果を見定めるため利上げを一時休止するとの思惑が浮上していることが米株式市場を支援。


ニューヨーク金先物6月限は下げ渋り、金6月限終値は1847.60ドル、1.30ドル高

第1四半期の米国内総生産改定値は前期比年率1.5%減となり、速報値の1.4%減から下方修正された。米国債の利回りが低下し、ドル安に振れた。ただ米経済は堅調との見方が強く、株価が急伸したことが金の上値を抑える要因になった。前日に発表された米連邦公開市場委員会議事録で6、7月の利上げ後に利上げが停止されるとの見方も株価の支援要因になった。