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6月8日

投資被害について

ニューヨークダウ264ドル高、長期金利低下でハイテク株に買い

米国株式市場は続伸

ダウ平均は264.36ドル高の33180.14ドル、ナスダックは113.86ポイント高の12175.23で取引を終了した。
小売り大手のターゲットが業績見通しを下方修正したことで下落し、小売銘柄を中心に業績の悪化を懸念する売りが波及した。インフレと利上げによる景気後退への懸念は根強く、また週後半に発表を控える5月消費者物価指数の動向を見極めたいとの思惑から、動きづらく方向感のない展開。その後、長期金利が低下するとハイテク株を中心に買い戻され、午後は堅調に推移した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円64銭で引けた

米10年債利回りの上昇がいったん止まり、3.03%台から2.95%台まで低下する動きにともない持ち高調整的なドル売りが優勢になったもよう。その後、米財務省が実施した3年債入札の結果は軟調となり、金利は下げ渋った。


ニューヨーク原油先物7月限は強含み、原油7月限終値は119.41ドル、0.91ドル高

先週、生産目標を引き上げた石油輸出国機構プラスの実際の生産量が伸び悩んでいることや、中国の需要回復期待が相場を押し上げた。厳格な行動制限が続けられている反面、北京や上海では経済活動が再開に向かっている。

イラン核合意の修復協議が停滞していることも支援要因。協議が妥結に至れば、対イランの経済制裁を米国が解除し、イランの原油供給が日量100万バレル程度上向くものの、数カ月間に渡って協議が前進している兆候は見られない。イランがウラン濃縮を拡大していることなど、従来の核合意からの逸脱を続けていることは不透明な要因。

ガソリンやディーゼル燃料などの小売価格が高騰しているなかでも、米エネルギー情報局が月報で石油製品需要の回復が続くと見通していることは支援要因。
2022年の需要見通しは日量2051万バレルから同2053万バレルまでやや上方修正された。ただ、今年7-9月期や10-12月期の需要見通しは下方修正されている。


ニューヨーク金先物8月限は反発、金8月限終値は1852.10ドル、8.40ドル高

時間外取引では、アジア時間の前半の取引では小安く推移したが、後半から持ち直した。欧州時間に入っても小高く推移。日中取引では、米国債の利回り低下、ドル高一服から買い優勢となり、堅調な値動きを維持した。米10年債の利回りが3%割れとなったことが追い風となり、1850ドル台で小高く推移。ユーロドルが買い一巡後、堅調な値動きとなり、後半も崩れることなく、高もちあいで推移した。米10年債利回り低下に加え、原油高もインフレ懸念から金買い材料となった。