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6月9日

投資被害について

ニューヨークダウ269ドル安、成長鈍化を警戒

米国株式市場は反落

ダウ平均は269.24ドル安の32910.90ドル、ナスダックは88.96ポイント安の12086.27で取引を終了した。
経済協力開発機構が世界経済の見通しを大幅に引き下げたことを背景に、成長鈍化を警戒した売りに寄り付き後、下落。また、10年債利回りが再び3%台に達し、金利の上昇も重しとなった。さらに、天然ガス、原油価格の上昇でインフレ高進への警戒も強まり、主要株式指数をさらに押し下げた。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円29銭で引けた

米10年債利回りの上昇で、日米金利差拡大観測を受けたドル買い・円売りに一段と拍車がかかった。株安に連れたリスク回避の円買いに一時伸び悩むも底堅い展開となった。


ニューヨーク原油先物7月限は大幅高、原油7月限終値は122.11ドル、2.70ドル高

米国のガソリン小売価格は平均で過去最高値を更新し続けているものの、ドライブシーズンの皮切りである米メモリアル・デーを含んだ今回の米エネルギー情報局の週報で、石油製品需要が上振れした。ガソリン需要は日量919万9000バレルまで増加。石油製品需要は合計で日量2022万7000バレルと、3月18日終了週以来に日量2000万バレルの大台を上回った。

米エネルギー情報局週報で製油所稼働率は94.2%と今年最高水準を更新したものの、ガソリン在庫は2億1818万4000バレルまで減少し、昨年11月以来の低水準を更新。過去5年のレンジ下限を大きく下回って推移している。原油在庫は増加したものの、戦略石油備蓄の大量放出が背景で特に材料視されていない。戦略石油備蓄は5億1932万3000バレルと、1987年以来の低水準まで減少。


ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1856.50ドル、4.40ドル高

原油高やドル高一服が支援要因になった。供給ひっ迫を受けて原油高が進み、高インフレが続くとの見方が出ている。一方、欧州中央銀行の利上げ見通しなどを受けてユーロに押し目買いが入った。9日の欧州中央銀行理事会で今後の利上げ見通しが示されるとみられている。