投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

6月10日

投資被害について

ニューヨークダウ638ドル安、中国都市封鎖の一部再開や消費者物価指数を警戒

米国株式市場は続落

ダウ平均は638.11ドル安の32272.79ドル、ナスダックは332.04ポイント安の11754.23で取引を終了した。
中国上海の一部区域で都市封鎖が再開され世界経済の成長鈍化懸念がくすぶり、寄り付き後、下落。週次の失業保険申請件数が予想以上に増え、労働市場の鈍化懸念が浮上し売りに一段と拍車がかかった。さらに、消費者物価指数の発表を控え、高インフレへの警戒感も強まり、終日軟調に推移。引けにかけて一段と売りが加速した。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円43銭で引けた

米先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したためドル売りが優勢となったのち、消費者物価指数の発表を控え、結果が9月の大幅利上げを示唆するとの思惑などに金利が上昇に転じるとドル買いが再燃した。その後、好調な30年入札結果を受けて米国債相場が下げ止まり、利回りの上昇が一段落し伸び悩んだ。


ニューヨーク原油先物7月限は弱含み、原油7月限終値は121.51ドル、0.60ドル安

中国上海の一部の区域でコロナ対策の都市封鎖が再び始まったことが重しとなった。習近平国家主席はゼロコロナ政策と経済活動の両立を呼びかけており、世界最大の原油輸入国である中国の景気下振れリスクが引き続き意識されている。

主要国で石油製品の供給が不足しているなかで、供給ひっ迫懸念が拡大していることは下支え要因。石油輸出国機構プラスがコロナショック後の協調減産終了を前倒しするなど、原油の供給ひっ迫感は限定的だが、精製能力不足で製品の供給量は需要を満たせていない。

主要な米株価指数が下落し景気見通しが悪化したことは重し。先月で米株安は一巡していたが、戻りは続かず再び売り優勢となっている。米国では人手不足が根強い反面、4月以降の米新規失業保険申請件数の4週間移動平均は上昇傾向にある。ただ、上昇しているとはいえ、水準的には依然として低い。


ニューヨーク金先物8月限は小幅安、金8月限終値は1852.80ドル、3.70ドル安

欧州中央銀行の利上げ見通しを受けてユーロ高に振れたが、ラガルド欧州中央銀行総裁の会見後はユーロ安に転じた。同総裁は会見で、現時点のわれわれの評価に基づくと、9月以降は緩やかだが持続的な追加利上げの道筋が適切になると予想されると述べた。また金融引き締めを開始するにあたり、ユーロ圏国債市場の分断を防ぐために必要に応じて既存の政策措置を調整したり新たな措置を導入すると述べた