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6月14日

投資被害について

ニューヨークダウ876ドル安、大幅利上げを警戒

米国株式市場は続落

ダウ平均は876.05ドル安の30516.74ドル、ナスダックは530.79ポイント安の10809.23で取引を終了した。
連邦公開市場委員会での大幅利上げを警戒し、寄り付き後、下落。さらに、中国の新型コロナ流行再燃で一部地域の再封鎖が警戒されたほか、暗号資産市場の急落などが金融不安につながり、売りが加速した。引けにかけてウォール・ストリート・ジャーナル紙が連邦準備制度理事会高官が0.75%の利上げを容認する可能性を報じ債券利回りが一段と上昇したため下げ幅を一段と拡大した。

米連邦準備制度理事会が開催する連邦公開市場委員会会合への警戒感に加え、中国の一部経済封鎖再開や、暗号資産市場の急落などが警戒され、リスク回避の円買いが優勢となった。その後、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が連邦準備制度理事会高官が0.75%の利上げを容認する可能性を報じると、長期債利回りの上昇に伴うドル買いが加速した。


ニューヨーク原油先物7月限は続落、原油7月限終値は120.93ドル、0.26ドル高

中国・北京で新型コロナウイルスのクラスター感染が見つかったため、経済活動再開の遅れが危惧されたことや、インフレ高進が止まらない米国の景気後退懸念が強まっていることが原油相場を圧迫する場面があったが、売り一巡後は安値から切り返して引けた。世界的に供給がひっ迫していることが下支え要因。リビア石油相によると同国の原油生産量は日量120万バレル程度から同10万バレルまで落ち込んでおり、供給不足が一段と悪化している。

北京当局はクラスター感染の発生を受けて数千人を隔離したと伝わっている。北京では先週から感染対策の緩和が始まっており、需要回復期待が高まっていたが、不透明感が再び強まった。欧米ではコロナ対策をほぼ解除し、感染することにほとんど気を払うことがなくなっている反面、中国ではコロナ対策禍が続いている。

2つの政府が存在するリビアでは再び混乱が強まっている。両政府は停戦状態にあるものの、敵対する武装勢力の衝突が広がっているなかで、原油生産や輸出が滞っている。国政選挙の実現や政府の統合の目処は見えていない。


ニューヨーク金先物8月限は反落、金8月限終値は1831.80ドル、43.70ドル安

5月の米消費者物価指数が予想以上に上昇し、40年半ぶりのインフレが示されたことを受け、一部投資銀行が今週の米連邦公開市場委員会で75ベーシスポイント利上げを予想した。これまでの予想50ベーシスポイントから引き上げられ、リスク回避のドル高・株安が進んだ。