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6月15日

投資被害について

ニューヨークダウ151ドル安、金利高が重し

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は151.91ドル安の30364.83ドル、ナスダックは19.12ポイント高の10838.35で取引を終了した。
ソフトウエアメーカー、オラクルや運送会社フェデックスの株価上昇を受け投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。しかし、5月生産者物価指数が消費者物価指数に続き大幅な伸びに留まったため、連邦準備制度理事会の6月連邦公開市場委員会での0.75%の利上げが市場にほぼ織り込まれると金利の上昇に伴い売りが加速し、主要株式指数は下落に転じた。ダウは終日軟調に推移。引けにかけては、ハイテクが持ち直しナスダック総合指数は小幅高で終了した。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円33銭で引けた

米連邦準備制度理事会が6月、7月の連邦公開市場委員会でそれぞれ0.75%の利上げを実施することを織り込んだ債券利回りの上昇に伴いドル買いが加速した。


ニューヨーク原油先物7月限は続落、原油7月限終値は118.93ドル、2.00ドル安

バイデン米大統領が来月15、16日にサウジアラビアを訪問することが決まり、高騰するエネルギー価格抑制のため、同大統領がサウジに増産を要請するとの観測が高まった。サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談する。2018年のカショギ氏殺害事件をめぐり、サウジとバイデン政権の外交関係は冷え切っていたが、会談にこぎつけたことで関係改善が連想されている。

石油輸出国機構は月報を公表し、足元4-6月期の世界の需要見通しを従来の日量9844万バレルから同9819万バレルに下方修正した。ただ、7-9月期、10-12月期は上方修正されており、通年の需要見通しは日量1億29万バレルで据え置き。

石油輸出国機構は生産目標の拡大を続けているものの、5月は赤道ギニア、ガボン、イラン、イラク、リビア、ナイジェリア、ベネズエラが減産した。ただ、イラン、リビア、ベネズエラは全体の生産調整から除外されている。

米週間石油在庫統計の発表を控えて、供給ひっ迫懸念が根強いことは下支え要因。米国はドライブシーズン入りしており、先週の米エネルギー情報局の週報では低迷していたガソリン需要が増加していた。


ニューヨーク金先物8月限は続落、金8月限終値は1813.50ドル、18.30ドル安

5月の米生産者物価指数は前月比0.8%上昇、前年同月比10.8%上昇となった。前年同月比で前月の10.9%上昇から伸びが鈍化し、発表直後はドル売りとなったが、米連邦公開市場委員会で75ベーシスポイント利上げは検討されるとの見方に変わりはなく、ドル高・株安となった。