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7月22日

投資被害について

ニューヨークダウ162ドル高、企業決算を好感

米国株式市場は続伸

ダウ平均は162.06ドル高の32036.90ドル、ナスダックは161.96ポイント高の12059.61で取引を終了した。
週次新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や6月景気先行指数が予想外に悪化したため、景気減速を懸念した売りが先行し、寄り付き後、下落。バイデン大統領が新型コロナウイルス検査で陽性症状との政府公表を受け、警戒感から売りが一段と加速した。その後、報道官が会見で、大統領の病状が深刻化するリスクは低いと表明したため安心感から買戻しが強まり、ダウは上昇に転じた。ハイテクセクターが支援したほか、予想を上回る企業決算を好感した買いも後押しし、引けにかけて、上げ幅を拡大。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円34銭で引けた

欧州中央銀行の予想を上回る利上げを受けて米債利回りが上昇したためドル買いが一時強まった。その後、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外に2カ月連続のマイナスに落ち込んだほか、米先週分新規失業保険申請件数も予想外に増加、6月景気先行指数も予想を下回るなどさえない経済指標の結果を受けて、米債利回りが低下に転じ、ドル売りに拍車がかかった。さらに、バイデン大統領が新型コロナ検査で陽性との報道もドル売り圧力となった。


ニューヨーク原油先物9月限は下落、原油9月限終値は96.35ドル、3.53ドル安

天然ガスをロシアから欧州へ送るノルドストリーム1が予定通り再稼働したことが相場を圧迫した。もう一つの点検を終えたタービンが到着すれば供給量が拡大する見通し。ただ、ロイター通信によると、このタービンはドイツで輸送が停止しているという。

欧州中央銀行が0.50%の政策金利の引き上げで合意し、金融引き締めを開始し、景気見通しの不透明感が強まったことや、7月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が弱かったことも重し。米連邦公開市場委員会は来週も大幅な利上げで合意する見通し。

ドライブシーズンにある米国でガソリン需要が低調であることは引き続き相場を圧迫した。米エネルギー情報局の週報でガソリン消費は前年割れを続けており、季節的な上振れは見られない。ガソリン小売価格の低下が需要を刺激している兆候は限定的。


ニューヨーク金先物8月限は強含み、金8月限終値は1713.40ドル、13.20ドル高

欧州中央銀行は50ベーシスポイント利上げを決定した。また市場安定化に向けた新たな債券買い入れ措置を承認した。ラガルド総裁は理事会後の記者会見で「物価上昇圧力はより幅広い部門に広がっている」とし、食品やエネルギー価格、賃金の上昇などを指摘した