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8月9日

投資被害について

ニューヨークダウ29ドル安、重要インフレ指標待ち

ダウ平均は29.07ドル高の32832.54ドル、ナスダックは13.09ポイント安の12644.46で取引を終了した。
強い7月雇用統計を受けた景気後退懸念緩和に伴う買戻しが続き、寄り付き後、上昇。高値からは今週半ばに発表が予定されている重要インフレ指標を警戒した売りに抑制され、上昇も限定的となった。上院がインフレ削減法案を可決し成立する見込みが強まったことも一部プラス材料となり、ダウはかろうじてプラス圏を維持。ナスダック総合指数は半導体メーカーのエヌビディアの下落に押され、小幅安で終了した。


8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円05銭で引けた

米国の消費者物価指数や生産者物価指数などの重要インフレ指標発表を控え調整のドル売りが優勢となったほか、7月ニューヨーク連銀消費者調査の期待インフレ率が低下したため債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。しかし、根強い連邦準備制度理事会の追加利上げ観測受けたドル買いに底堅い展開となった。


ニューヨーク原油先物9月限は続伸、原油9月限終値は90.76ドル、1.75ドル高

週末に発表された7月の中国の貿易統計が堅調な内容だったことから、原油輸入の回復が期待された。ただ、中国政府はゼロコロナ政策を維持しており、7月の原油輸入量は前年比9.5%減の日量879万バレルと、依然として低調だった。

イラン核合意の再建協議が大詰めにあることは上値を抑えた。米国と欧州の当局者は核合意再建のための草案は完成し、交渉は終了したとして、イランに合意するかどうか迫っている。ただ、イラン側は合意草案を最終的なものとはみなしておらず、調整余地があることを示唆した。

主要国の景気悪化懸念は引き続き重しとなった。インフレ高進や金融引き締めによって需要が減退し、景気は縮小に向かうとみられている。今週発表される4-6月期の英国内総生産・速報値の市場予想は前期比0.1%減。


ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1805.20ドル、14.00ドル高

前週末に発表された米雇用統計が好調な内容となったが、週明けはドル買いが一服し、金に買い戻しが入った。また中国人民解放軍が新たに軍事演習を行うと発表した。
一方、今週発表される7月の米消費者物価指数でインフレが鈍化するとのみられているが、米金融当局者のタカ派姿勢に変わりはない。