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8月19日

投資被害について

ニューヨークダウ18ドル高、経済指標を好感

米国株式市場は反発

ダウ平均は18.72ドル高の33999.04ドル、ナスダックは27.22ポイント高の12965.34で取引を終了した。
利益確定売りなどに寄り付き後、下落。しかし、週次失業保険申請が予想外に減少したほか、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外のプラスに改善する良好な経済指標を好感し買戻しが強まった。ハイテク株も主要企業の良好な決算や長期金利の低下を受けて買い戻しが目立ち相場を一段と後押し。引けにかけて主要株式指数は上昇に転じ終了した。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円90銭で引けた

米週次新規失業保険申請件数が増加予想に反し減少し労働市場の堅調さが示されたほか、米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想外のプラス圏に回復し、米連邦準備制度理事会の利上げを正当化する結果を受けてドル買いが強まった。そののち、本年の連邦公開市場委員会投票権を有するセントルイス連銀のブラード総裁がウォールストリートジャーナル紙とのインタビューで9月連邦公開市場委員会で75ベーシスポイントの利上げ支持に傾斜していると発言したため大幅利上げ観測に伴うドル買いが一段と加速した。


ニューヨーク原油先物10月限は続伸、原油10月限終値は90.11ドル、2.42ドル高

8月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想に反してプラスとなり、景気悪化懸念が和らいだことが買い戻しを誘った。同月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数が一段と低下し、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数も低下が続くとみられていたものの、結果は+6.2と5月以来にプラス圏を回復した。

4月以降上向いている米新規失業保険申請件数の増加が一巡し、雇用環境の底堅さが連想されたことも支援要因。求人件数の拡大が一巡し、人員削減の発表が増えていることから雇用拡大の腰折れが意識されているが、懸念は広がっていない。

石油輸出国機構のアルガイス事務局長が来月5日の産油国会合を控えて、必要であれば増産し、必要であれば減産もあり得ると述べたことも相場を支えた。ただ、同事務局長は年内の需要については非常に強気であるとしており、減産が必要であるとの認識は示していない。


ニューヨーク金先物12月限は続落、金12月限終値は1771.20ドル、5.50ドル安

8月の米フィラデルフィア地区連銀製造業業況指数は6.2となり、2020年5月以来の低水準だった今年7月のマイナス12.3から上昇した。事前予想のマイナス5.0から予想外に上昇した。米新規失業保険申請件数は前週比2000件減の25万件と、予想外に小幅減少した。米金融当局者のタカ派発言も目立ち、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。