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9月2日

投資被害について

ニューヨークダウ145ドル高、雇用統計控えた買戻し

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は145.99ドル高の31656.42ドル、ナスダックは31.08ポイント安の11785.13で取引を終了した。
先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から減少し労働市場が依然健全である証拠となったほか、8月米供給管理協会製造業景況指数も予想を上回ったため連邦準備制度理事会の力強い利上げが続くとの警戒感に売られ、寄り付き後、大きく下落。中国が四川省成都市の都市封鎖を実施したため世界経済の減速懸念もさらなる売り圧力となり、下げ幅を拡大した。その後、景気後退の回避が可能との楽観的な見方が強まったほか、雇用統計の発表を控えた買戻しが強まり、引けにかけてダウは上昇に転じた。長期金利の上昇でハイテク株は引き続き売られ、ナスダック総合指数は終日軟調推移し小幅安で終了。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円21銭で引けた

米週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場のひっ迫があらたに証明されたほか、 8月米供給管理協会製造業景況指数も予想を上回る結果を受けて、米連邦準備制度理事会が計画通り長期にわたり金融引き締めを続けることを織り込み金利先高観に伴うドル買いが加速。


ニューヨーク原油先物10月限は続落、原油10月限終値は86.61ドル、2.94ドル安

引き続き、世界的な景気悪化による石油需要の減少不安が強く売り優勢となった。この日はドル高、序盤の米国株の下落により、リスク回避ムードが強まり、期近10月限は、一時86ドル割れまで下落。戻りは限定的のまま引けた。

期近10月限は時間外取引から売り優勢で推移。日中取引開始後に下げ幅を拡大した。前日の安値88.27ドルを割り込むとテクニカル要因の悪化を嫌気した手じまい売りが増えたとみられ、8月17日以来の安値となる85.98ドルまで値を崩した。序盤から前半にかけての米株式市場が軟調に推移したことも投資家心理を弱気にさせ、安値を買い拾う動きは慎重な投資家が多かったもよう。
今月5日に開催される石油輸出国機構プラスの会合で減産が示されることが下支え要因ではあるが、日足は3日連続の陰線引けとなり、チャートからは、まだ下値不安が残った。


ニューヨーク金先物12月限は続落、金12月限終値は1709.30ドル、16.90ドル安

米連邦準備制度理事会の利上げ継続見通しや好調な米経済指標を背景としたドル高が圧迫要因になった。米新規失業保険申請件数は前週比5000件減の23万2000件と2カ月ぶりの低水準に改善した。8月の米供給管理協会製造業景気指数は52.8と7月から横ばいとなり、雇用と新規受注が回復した。