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9月16日

投資被害について

ニューヨークダウ173ドル安、過剰な利上げを警戒

米国株式市場は反落

ダウ平均は173.27ドル安の30961.82ドル、ナスダックは167.32ポイント安の11552.36で取引を終了した。
小売売上高が予想を上回ったほか、先週分新規失業保険申請件数の減少で連邦準備制度理事会の大幅利上げを織り込む長期金利の上昇を警戒した売りに寄り付き後、下落。一時、押し目買いが見られたものの、長期金利の上昇でハイテクが売られたほか、過剰な利上げによる景気後退懸念を受けた売りも強まり、主要株式指数は一段安となり終了した。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円48銭で引けた

8月小売売上高が予想外の増加となったほか、先週分新規失業保険申請件数も前週から予想外に減少し米労働市場のひっ迫が示され、連邦準備制度理事会の大幅利上げを織り込むドル買いが優勢となった。しかし、8月鉱工業生産が予想外のマイナスに落ち込み低調な結果となったほか、7-9月国内総生産の伸び鈍化を警戒しドル買いが後退。


ニューヨーク原油先物10月限は反落、原油10月限終値は85.10ドル、3.38ドル安

労使交渉が暫定合意に達し、米国の鉄道ストライキが回避されたことが相場を押し下げた。ストライキが発生した場合、鉄道によるエネルギー輸送が混乱する見通しだったことから反動安となった。

メキシコ湾へと向かっている熱帯性暴風雨「フィオナ」が来週以降は進路を北側へと変え、米国のエネルギー生産の中心部に向かう可能性がほぼないとみられていることも重し。今年はハリケーンのタマゴとなる熱帯性低気圧の発生がかなり少ない。

来週の米連邦公開市場委員会を控えた慎重な雰囲気も重し。今週の米消費者物価指数を手がかりに積極的な利上げが続くとの観測が強まっているほか、利上げ目処の不透明感も広がりつつある。


ニューヨーク金先物12月限は大幅続落、金12月限終値は1677.30ドル、31.80ドル安

9月のフィラデルフィア地区連銀業況指数はマイナス9.9と前月のプラス6.2から低下した。8月の米小売売上高は前月比0.3%増と予想外に増加した。ガソリン価格の低下が消費を下支えした。米新規失業保険申請件数は前週比5000件減の21万3000件と、5月末以来3カ月超ぶりの低水準になった。米経済指標がまちまちの内容となるなか、米連邦準備制度理事会の大幅利上げ見通しに変わりはなく、戻りは売られた。