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9月28日

投資被害について

ニューヨークダウ125ドル安、金利動向に敏感

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は125.82ドル安の29134.99ドル、ナスダックは26.58ポイント高の10829.50で取引を終了した。
シカゴ連銀のエバンス総裁が「利上げが経済に浸透するには時間がかかる」ため行き過ぎた利上げに懸念を表明し金利が低下、安心感から買戻しが優勢となり、寄り付き後、上昇。新築住宅販売件数や消費者信頼感指数が予想を上回る強い結果を好感し一時買いが先行したが、長期金利が大幅上昇に転じると、警戒感から売られ下落に転じた。引けにかけ、ハイテク株が値ごろ感から買われ下げ止まると、ダウも下げ幅を縮小し終了。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円81銭で引けた

米8月新築住宅販売件数が予想外に前月から増加したほか、9月消費者信頼感指数も予想を上回り4月来で最高となる強い経済指標の結果を受けて長期金利が上昇しドル買いが強まった。その後、5年債入札結果が低調で、10年債利回りが4%近くまで上昇するとドル買いも一段と加速。しかし、心理的節目である145円手前からは引き続き日本政府・日銀の円買い介入警戒感に伸び悩んだ。


ニューヨーク原油先物11月限は反発、原油11月限終値は78.50ドル、1.79ドル高

ハリケーン「イアン」が米フロリダ州に向けて移動しているなかで、避難のためメキシコ湾の海上油田で生産が一部停止していることが相場を押し上げた。「イアン」は石油関連施設が集中するテキサス州やルイジアナ州には移動しないほか、米国の海上油田の生産量が全体に占める割合は限定的だが、下げが続いていた反動で買い戻しが優勢となった。

「イアン」は勢力の強いメジャーハリケーンへと発達しており、現在のカテゴリー3から4まで勢力をさらに強める見通し。現地時間の29日午前にはフロリダ州へ上陸する予報となっている。

来週の石油輸出国機構プラスの会合で生産目標引き下げの思惑が高まっていることは支援要因。ただ、実際の生産量が生産目標を下回っていることから、生産目標の引き下げによる需給バランスへの影響は限定的とみられている。

ドイツとロシアを結ぶノルドストリーム1、2の両方からガス漏れが発生したことも買い戻しを誘った。地震や地層のずれが原因である可能性もあるが、ガス漏れの場所が離れていることから自然現象によるものではないとみられている。


ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1636.20ドル、2.80ドル高

時間外取引は、ドルの反落を受け、買い戻しが進み、1650ドルの節目を試すまで上げ幅を拡大した。欧州時間の半ばに上げ幅を縮小したが、2ケタ高を維持し、1640ドル台半ばで推移した。日中取引では、8月の米新築住宅販売件数、9月のカンファレンスボード消費者指数信頼感指数など米経済指標が強気の数字となり、ドル高再開から戻り売り圧力が強まり、上げ幅を削る展開となった。しかし後半から終盤は1630ドルが支持線となり、小高く引けた。