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10月14日

投資被害について

ニューヨークダウは827ドル高、インフレピークや銀行決算に期待感

米国株式市場は反発

ダウ平均は827.87ドル高の30038.72ドル、ナスダックは232.05ポイント高の10649.15で取引を終了した。
9月消費者物価指数が予想を上回ったため、連邦準備制度理事会の利上げペース加速観測が強まり金利高を警戒した売りに寄り付き後、大幅安。その後、消費者物価指数のピーク感が広がり長期金利が低下に転じたほか、ドル高も一段落したため買戻しが加速し大きく上昇に転じた。引けにかけて、明日に予定されている銀行決算を期待した買いも強まり、大幅高で終了。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円22銭で引けた

米9月消費者物価コア指数が40年ぶり最大の伸びを記録したため11月連邦公開市場委員会の75ベーシスポイントの利上げが完全に織り込まれただけでなく、100ベーシスポイントの利上げ観測も再燃するなど、利上げペースがさらに加速されるとの思惑に長期金利急伸に伴うドル買いが加速。1990年以降32年ぶりの円安・ドル高水準で介入警戒感も根強く、さらに、消費者物価指数ピーク観測も浮上したため金利が低下に転じるとドル売りが一時強まった。しかし、根強い日米金利差拡大観測を受けたドル買いに底堅く推移。


ニューヨーク原油先物11月限は反発、原油11月限終値は89.11ドル、1.84ドル高

9月の米消費者物価指数はコア前年比の伸びが2ヶ月連続で加速し、来月の米連邦公開市場委員会における1%利上げの可能性が浮上したものの、金融市場全体が悲観するような動きとならず、株高やドル安などリスク選好的な展開となったことが原油を押し上げた。11、12月と0.75%の利上げが続く可能性が高まっているが、金融引き締めによる景気悪化を危惧する雰囲気は強まらなかった。

米エネルギー情報局が発表した週報で石油製品の輸出が日量705万6000バレルまで拡大し、過去最高水準を更新したことも買い手がかり。米国内の供給ひっ迫懸念が強まっている。冬場の本格化を控えて、ヒーティングオイルを含む留出油の在庫は年初来の最低水準に向けて取り崩しが強まっている。製品輸出が拡大している一方、製油所稼働率が89.9%まで低下していることも留出油在庫の減少を後押し。

欧州中央銀行の政策金利の最終到達点を予測する新モデルで、欧州中央銀行がインフレ率を2%の目標水準まで回帰させるためには、市場参加者が想定するよりも限定的な利上げで十分である可能性が示されたことも支援要因。市場参加者は3%超への利上げを想定している一方、中銀預金金利を2.25%まで引き上げることでインフレターゲットを達成できる可能性がある。ロイター通信が伝えた。


ニューヨーク金先物12月限は伸び悩み、金12月限終値は1677.00ドル、0.50ドル安

9月の米消費者物価指数は前年同月比8.2%上昇し、前月の8.3%上昇から鈍化したが、事前予想の8.1%上昇を上回った。一方、スカイニュースは、英政府がトラス首相の減税措置のどの部分をさらに撤回するかを検討していると伝えた。この報道についてクワーテング財務相は、政府の立場は変わっておらず、小型補正予算の実現と成長促進に引き続き注力すると述べた。