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10月27日

投資被害について

ニューヨークダウは2ドル高、弱いハイテク決算が重し

ダウ平均は2.37ドル高の31839.11ドル、ナスダックは228.12ポイント安の10970.99で取引を終了した。
9月の卸売在庫の伸びの鈍化や新築住宅販売件数の減少を受け景気減速を懸念した売りに、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会の利上げ減速見通しが強まり、長期金利がさらに低下したほか、クレジットカード会社、ビザの好決算を好感した買いが下値を支えダウは上昇に転じた。ナスダック総合指数は昨日引け後に発表された検索グーグルを運営するアルファベットやソフトウエア会社のマイクロソフトの弱い決算に失望した売りに押され大幅安。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円37銭で引けた

米9月新築住宅販売件数が8月から減少したほか前渡商品貿易赤字拡大で景気への見通しが悪化。さらに、カナダ中銀が金融政策決定会合で成長見通しを引き下げ予想外の小幅利上げを決定するハト派利上げを受け、連邦準備制度理事会の利上げ減速懸念が強まり長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。米5年債入札も好調で米国債相場が続伸。長期金利の一段の低下でドル売りにさらに拍車をかけた。


ニューヨーク原油先物12月限は続伸、原油12月限終値は87.91ドル、2.59ドル高

来週の米連邦公開市場委員会で利上げペースの減速が示唆されるとの観測が相場を押し上げた。積極的な米金融引き締めが後退することによる景気懸念の緩和が期待されている。ドルインデックスは10月の安値を更新するなど、対主要通貨でドル売りが強まっている。

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油輸出が日量512万9000バレルと過去最高水準を更新したことも支援要因。主要国のロシア離れの動きに合わせて、産油国としての米国の存在感が強まっている。

米エネルギー情報局週報で製油所稼働率は88.9%まで低下。原油生産量は日量1200万バレルと前週比横ばい。石油製品需要は日量2058万7000バレルと、2週連続で同2000万バレルを大台を上回った。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1669.20ドル、11.20ドル高

米連邦準備制度理事会の利上げペース減速の見方が支援要因になった。カナダ銀行は、政策金利である翌日物金利の誘導目標を50ベーシスポイント引き上げ、3.75%とした。利上げ幅は市場予想の75ベーシスポイントを下回った。同中銀は今後の利上げについて、需要減速とインフレ緩和に向けた引き締め政策が及ぼす効果の評価に左右されるとした。