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10月28日

投資被害について

ニューヨークダウは194ドル高、7-9月期国内総生産プラス成長回復が下支え

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は194.17ドル高の32033.28ドル、ナスダックは178.32ポイント安の10792.68で取引を終了した。
7-9月期国内総生産速報値で3四半期ぶりプラス成長に回復したためリセッション懸念が後退し、寄り付き後、上昇。重機メーカーのキャタピラーなど良好な主要企業決算を好感した買いや連邦準備制度理事会の利上げ減速期待も根強く、長期金利が低下したことも相場を支援、ダウは終日堅調に推移した。一方、昨日引け後に発表されたソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック運営のメタプラットフォームズの低調な決算を受けた株価の下落がナスダック総合指数を押し下げた。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円18銭で引けた

米7-9月期国内総生産速報値が3四半期ぶりのプラス成長に改善したほか、先週分新規失業保険申請件数が予想を下回ったため連邦準備制度理事会の大幅利上げを正当化するとの見方にドル買いが再開した。しかし、米7-9月期価格指数が予想以上に4-6月期から鈍化したほか、欧州中央銀行のハト派的利上げを受けた欧州債相場の上昇に連れ、米国債相場も上昇。連邦準備制度理事会の利上げ減速の思惑も根強く、長期金利低下に伴いドル買いが後退。しかし、低調な7年債入札を受けて金利が下げ止まると、ドルが底堅く推移した。


ニューヨーク原油先物12月限は続伸、原油12月限終値は89.08ドル、1.17ドル高

来週の米連邦公開市場委員会を控えて、米利上げペースの減速が示唆されるとの観測が高まっていることが相場を引き続き押し上げた。利上げペースの減速によって景気悪化懸念が和らぐと見られている。豪中銀、カナダ中銀はすでに利上げ幅を縮小させているほか、欧州中央銀行も次回12月の会合では積極的な引き締めを後退させるとの観測が高まっており、主要国が足並みを揃えた金融引き締めはピークアウトしていくと期待されている。各国で高水準のインフレ率は鈍化していないが、景気悪化見通しが強まっていることが背景。

米エネルギー情報局の週報で輸出が拡大し続けていることも支援要因。ロシア離れを加速させてる欧州各国が米国への依存をさらに強めていく見通し。ただ、輸出を拡大させている米国も在庫は潤沢ではなく、米北東部などでは供給ひっ迫感が強まりつつある。特に留出油の供給不足が懸念されている。

中国で相変わらず厳格なコロナ対策が続いていることは重し。武漢や西寧などで感染対策が強化されており、新たな習近平体制となっても世界的に稀有なゼロコロナ政策が続く公算。


ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1665.60ドル、3.60ドル安

欧州中央銀行は理事会で政策金利の0.75%ポイント引き上げを決定した。銀行に早期返済を促すため、ターゲット型長期流動性供給オペ第3弾の条件変更を決定した。一方、第3四半期の米国内総生産速報値は前期比2.6%増となり、事前予想の2.4%増を上回った。ただコア個人消費支出価格指数は4.5%上昇と前四半期は4.7%上昇から伸びが鈍化し、米国債の利回りが低下した。