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11月9日

投資被害について

ニューヨークダウは333ドル高、ねじれ議会で政府の過激政策回避を期待

米国株式市場は続伸

ダウ平均は333.83ドル高の33160.83ドル、ナスダックは51.68ポイント高の10616.20で取引を終了した。
中間選挙で特に下院での共和党躍進でねじれ議会により、政府の過激な政策への傾斜が回避できるとの期待感が買い材料となり寄り付き後上昇。さらにドル安や長期金利の低下が投資家の安心感に繋がり下値を支え終日堅調に推移した。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円69銭で引けた

長期金利の低下でドル売りが優勢となったほか、安全資産としてのドル買いが後退。


ニューヨーク原油先物12月限は続落、原油12月限終値は88.91ドル、2.88ドル安

中国のゼロコロナ政策からの脱却が不透明さを増すなか再び感染者数が増加傾向になっていることで需要懸念が根強いことや、露印外相会談でインドがロシア産石油の輸入を継続することが確認されたことなどが圧迫要因となった。またブレント原油期近が前日99ドル台半ばまで上昇したが目標の100ドルの節目に乗せずに下落したことで手じまい売りが加速したことも市場を弱気にした。
米国の時間帯には米株高やドル安で戻す場面もあったが、それが一巡すると上値が重くなり、とくに米国の時間帯後半に欧州の時間帯の安値を割り込むと下げ足を加速させた。

12月限はアジアの時間帯の時間外取引ではおおむね92ドルを上値抵抗として、91ドル台後半を中心としたもみ合い。欧州の時間帯には91ドル台の節目を割り込み90ドル台半ばまで下落した。米国の時間帯の前半にはいったん戻したが91ドル台半ばで上値つかえとなった。その後は崩れてとくに欧州の時間帯の安値の90ドル台半ばを下回ると下げ足が加速された。安値は88ドル台後半まであった。帳入値は89ドル台を割り込んだが、その後は89ドル台に戻している。

この日発表された米エネルギー情報局の短期エネルギー見通しで、2022年の世界石油需要の伸び見通しが日量14万バレル上方修正されて同226万バレルとなる一方、2023年は同32万バレル下方修正されて同116万バレルとなった。
米国の原油生産高見通しは2023年が同1231万バレルと、過去最高だった前回の1236万バレルから下方修正された。2022年は同1183万バレルと前回の同1175万バレルから上方修正された。

インドのジャイシャンカル外相がモスクワを訪問中だが、この日ラブロフ露外相と会談して、ロシア産石油の輸入継続を含む通商拡大について協議した。インドは世界第3位の石油・天然ガス消費国。また中国に次いで世界第2位のロシア産石油の輸入国である。インドの石油輸入に占めるロシア産石油の割合はウクライナ侵攻前には2%に過ぎなかったが、9月には過去最高の23%に急増している。
なお今週にも米国のイエレン財務長官が訪印して、ロシア産石油の価格上限設定などについて政府高官と協議する予定だが、インドが参加する可能性は低そうだ。


ニューヨーク金先物12月限は上昇、金12月限終値は1716.00ドル、35.50ドル高

ブルームバーグの調査で、共和党が上下両院で過半数を制すれば、株価が堅調に推移するとの見方が出てリスク選好の動きとなったことが支援要因になった。株価が急伸しドル安に振れた。