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11月15日

投資被害について

ニューヨークダウは211ドル安、長期金利上昇を警戒

米国株式市場は反落

ダウ平均は211.16ドル安の33536,70ドル、ナスダックは127.11ポイント安の11196.22で取引を終了した。
連邦準備制度理事会のウォラー理事のタカ派発言を受けた金利上昇を警戒し寄り付き後下落。その後、ブレイナード副議長が利上げ減速が間もなく適切となるとの見通しを示すと警戒感も緩和し上昇に転じた。しかし、戻り高値からは長期金利上昇を嫌気した売り圧力が強く終盤にかけ再び大きく下落し終了。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円89銭で引けた

米連邦準備制度理事会のウォラー理事が利上げの道のりは長いとタカ派発言したことやニューヨーク連銀の期待インフレ率の上昇で利上げの継続を織り込む長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、ブレイナード副議長が間もなく利上げペース減速が適切となると言及すると金利が伸び悩みドル買いはやや後退。


ニューヨーク原油先物12月限は下落、原油12月限終値は85.87ドル、3.09ドル安

中国のゼロコロナ政策の転換が期待されている一方、同国でコロナ感染者数が再び拡大していることが重しとなった。中国全土の日々の新規感染者数は1万人超えが続いており、ゼロコロナ政策からの脱却期待が後退した。

世界的な景気悪化見通しも重し。物価高や金利高が重しとなり、来年には主要国が景気後退に入ると警戒されている。北半球の冬場のエネルギー高懸念も景気見通しを不透明にしている。

石油輸出国機構は月報で需要見通しを下方修正した。2022年は従来の日量9967万バレルから同9957万バレルまで、2023年は従来の同1億202万バレルから同1億182万バレルまで引き下げられた。9月の経済協力開発機構加盟国の商業在庫は前月比1340万バレル増の27億4900万バレルとなった。今年は増加傾向にあり、2021年の在庫水準の付近まで回復している。


ニューヨーク金先物12月限は続伸、金12月限終値は1776.90ドル、7.50ドル高

ウォラー米連邦準備制度理事会理事が、インフレ抑制に向けた取り組みを「軟化」することはないと述べたことを受けてドル安が一服した。ただ欧州中央銀行の利上げ見通しを受けてユーロの押し目が買われると、地合いを引き締めた。またブレイナード米連邦準備制度理事会副議長が、利上げペースを鈍化させることが近く適切になると述べたことも支援要因になった。