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11月17日

投資被害について

ニューヨークダウは39ドル安、小売企業決算を嫌気

米国株式市場は反落

ダウ平均は39.09ドル安の33553.83ドル、ナスダックは174.75ポイント安の11183.66で取引を終了した。
デイスカウント小売りのターゲットが業績予想を下方修正したため警戒感から売られ寄り付き後下落。一方で10月小売売上高は予想を上回ったためソフトランディングへの期待感が強まり下支えとなった。終盤にかけては連邦準備制度理事会のウォラー理事のタカ派発言を受けて金利先高観が強まりハイテクが大きく売られ相場を押し下げ終了。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円54銭で引けた

米10月小売売上高が予想以上の伸びとなったためドル買いが優勢となった。その後米10月鉱工業生産が予想外のマイナスとなったほか、11月NAHB住宅市場指数が予想以上に低下したためドル売りに転じた。ウォラー連邦準備制度理事会理事のタカ派発言を受けて下値も限定的となった。


ニューヨーク原油先物12月限は反落、原油12月限終値は85.59ドル、1.33ドル安

ドルジバ・パイプラインの南側のルートを経由した供給が再開したことが重し。電圧低下を背景に供給が一時停止していた。

ただ、オマーン沿岸で石油タンカーが攻撃を受けたことは支援要因。イスラエル系のタンカーが爆発物を搭載したドローンによって狙われた。イスラエル当局者はイランが関与しているとの認識を示した。攻撃による被害は軽微で、死傷者は発生じておらず、オイル漏れも確認されていない。

米エネルギー情報局の週報で原油在庫が減少したことも下支えとなった。製油所稼働率は92.9%まで上昇し、原油在庫の取り崩しが強まっている。米石油製品需要は日量2108万7000バレルと堅調。


ニューヨーク金先物12月限は伸び悩み、金12月限終値は1775.80ドル、1.00ドル安

10月の米小売売上高は前月比1.3%増加した。事前予想の1%増を上回った。自動車などの購入が増加し、個人消費の堅調が示された。ただ10月の米鉱工業生産指数で製造業生産指数は前月比0.1%上昇と事前予想の0.2%上昇を下回った。製造業活動の勢いが失われていることで景気減速も警戒される。