11月18日
投資被害について
ニューヨークダウは7ドル安、連邦準備制度理事会のタカ派姿勢を警戒
米国株式市場は続落
ダウ平均は7.51ドル安の33546.32ドル、ナスダックは38.70ポイント安の11144.96で取引を終了した。
セントルイス連銀のブラード総裁のタカ派発言を警戒した売りに寄り付き後、大幅下落。失業保険申請件数も減少し労働市場の強さを証明、利上げを後押しする結果を受けて一段安となった。その後、押し目買いや予想を上回った一部企業決算を好感した買いが下支えとなり終盤にかけては下げ幅を縮小し終了。
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円18銭で引けた。
米11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想以上に落ち込んだため一時ドル売りが優勢となった。ただ、ブラード米セントルイス連銀総裁が「政策はまだ、十分な引き締め水準にない」とし、さらなる利上げが必要と主張し、最低でも政策金利を5%‐5.25%、最悪7%の可能性にも言及したため金利上昇に伴うドル買いが加速。さらに、米先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の強さがあらたに証明されたほか、10月住宅着工件数も予想を上回り利上げを正当化する結果となったこともドル買いを支援。
ニューヨーク原油先物1月限は続落、原油1月限終値は81.40ドル、3.60ドル安
中国のコロナ感染者数拡大を受けて経済的な規制の強化が警戒されている。マスクや消毒のほか、封鎖や市民の行動制限など厳格な感染対策であるゼロコロナ政策が続いているものの、流行が悪化している。中国疾病管理予防センターの代表はワクチン接種を加速すると表明した。複数の中国の製油所がサウジアラムコに12月積みの原油輸出を減らすよう指示したとの報道もある。
最終的な米政策金利の水準が不透明であることは重し。来月以降の米連邦公開市場委員会で利上げペースが減速するにしても、市場参加者の想定以上に政策金利が引き上げられるリスクが意識されている。ブラード米セントルイス連銀総裁は「5.00-5.25%は目指す金利の最低水準だ」とし、7%超もありうるとの認識を示した。
ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1763.00ドル、12.80ドル安
ブラード米セントルイス地区連銀総裁は、米連邦準備制度理事会は少なくともおそらく合計1%ポイントの追加利上げを実施する必要があるとした。米連邦準備制度理事会の利上げ継続見通しを受けてドル高に振れた。