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11月24日

投資被害について

ニューヨークダウは95ドル高、利上げ減速期待

米国株式市場は続伸

ダウ平均は95.96ドル高の34194.06ドル、ナスダックは110.91ポイント高の11285.32で取引を終了した。
週次新規失業保険申請件数が予想以上に増え、11月製造業購買担当者景気指数速報値が予想外に活動縮小域に悪化したため長期金利が低下、これに伴う買いに寄り付き後上昇。その後感謝祭祭日を控えた手仕舞い売りにダウは一時下落に転じた。しかし、午後に連邦準備制度理事会が公表した11月連邦公開市場委員会議事要旨の中で参加者による利上げ減速支持が明らかになり、金利先高観の後退でハイテク主導で再び買われた。主要株式指数はプラス圏で終了。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円54銭で引けた

米週次分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したほか、米11月製造業購買担当者景気指数速報値が予想外に50を割り込み活動の縮小に落ち込んだため景気後退懸念が強まった。さらにミシガン大学1年期待インフレ率確報値も予想外に低下し長期金利低下に伴うドル売りが加速。さらに米連邦準備制度理事会が公表した11月開催分の連邦公開市場委員会議事要旨でほとんとのメンバーが利上げ減速を支持したとの内容を受け、12月会合の大幅利上げ観測も後退しさらなるドル売りに拍車をかけた。


ニューヨーク原油先物1月限は大幅安、原油1月限終値は77.94ドル、3.01ドル安

欧州当局者の話として、主要7カ国がロシア産原油の海上輸出の価格上限を65~70ドルのレンジで検討していると伝わったことが重しとなった。ロシアのウラル産原油はこの価格帯を下回る水準で取引されており、輸出価格の上限が設定されても供給が混乱せず、ウクライナで戦闘を続けるロシアの石油収入がほとんど変化しない可能性がある。ただ、ウラル産原油の相場が上昇した場合は取引が制限される。ロシアの対応は不明。

米エネルギー情報局の週報で原油在庫が2週連続で減少したことは支援要因。戦略石油備蓄の取り崩しペースが減速しているほか、製油所稼働率が93.9%まで上昇したことが原油在庫を押し下げた。ただ、石油製品需要は日量1987万8000バレルと節目の同2000万バレルを下回った。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1745.60ドル、5.70ドル高

11月の米総合購買担当者景気指数速報値は46.3と、10月確定値の48.2から低下した。ドル安に振れ、金に押し目買いが入った。また米連邦公開市場委員会議事要旨で、政策立案者の「かなり多数」が、利上げペース鈍化が「間もなく適切になる」との見方を示したことも支援要因になった。