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12月1日

投資被害について

ニューヨークダウは737ドル高、利上げ減速期待

米国株式市場は大幅上昇

ダウ平均は737.24ドル高の34589.77ドル、ナスダックは484.22ポイント高の11468.00で取引を終了した。
中国政府がコロナ規制を巡り軟化の兆しと報じられ寄り付き後上昇。その後、パウエル議長のイベントを控えた長期金利の上昇を警戒し下落に転じた。午後に議長が参加した討論会で過剰な利上げを回避するために利上げ減速の時期に来たとし早くて12月の利上げ減速の可能性も示唆したため買戻しが加速し再びプラス圏を回復。終盤にかけ上げ幅を拡大し終了した。

11月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円02銭で引けた

米連邦準備制度理事会のパウエル議長がイベントでタカ派姿勢を再表明するとの思惑や米10月卸売在庫速報値、7-9月期実質国内総生産改定値や10月中古住宅販売成約指数、JOLT求人件数が軒並み予想を上回ったため米国債相場が下落。長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、パウエル議長はタカ派色を強調せず、早くて12月の利上げ減速の可能性に言及。さらに、米連邦準備制度理事会が公表した米地区連銀経済報告で経済活動が横ばいまたは若干の拡大にとどまったほか、物価上昇ペースの伸び減速が明らかになったことも米連邦準備制度理事会の利上げ減速の思惑を強め長期金利が低下に転じドル売りが加速した。


ニューヨーク原油先物1月限は大幅高、原油1月限終値は80.55ドル、2.35ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が大幅に減少したことが手がかり。戦略石油備蓄の取り崩しペースが減速していることや製油所稼働率が95.2%まで上昇し、今年の最高水準を更新したことが原油在庫を圧迫している。原油在庫は8月以来の低水準まで減少。

米エネルギー情報局週報では、原油と石油製品の輸出量の合計は日量1177万6000万バレルと過去最高水準を更新。米石油製品需要は日量1971万7000バレルと低調で、2週連続で節目の同2000万バレルを下回った。

中国で新規のコロナ感染者数の伸びが鈍化する兆候があることは支援要因。ゼロコロナ政策の行方は依然として不透明だが、感染拡大が落ち着きつつある。

石油輸出国機構プラスの4日の閣僚会合が対面形式からオンライン形式にに変更になったほか、2日に予定されていた共同技術委員会が中止となったと伝わていることは重し。生産目標の変更など重要な決定は見送られるとの観測が高まった。


ニューヨーク金先物2月限は弱含み、金2月限終値は1759.90ドル、3.80ドル安

第3四半期の米国内総生産改定値は前期比2.9%増と速報値の2.6%増から上方改定された。ドル高に振れ金の戻りを売られた。ただパウエル米連邦準備制度理事会議長が、「早ければ12月にも」利上げペースを縮小する可能性があると述べると急反発した。