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12月6日

投資被害について

ニューヨークダウは482ドル安、長期金利上昇を警戒

米国株式市場は下落

ダウ平均は482.78ドル安の33947.10ドル、ナスダックは221.56ポイント安の11239.94で取引を終了した。
11月サービス業購買担当者景気指数改定値が予想を上回ったほか、供給管理協会非製造業景況指数が予想外に改善したため、長期金利の上昇を警戒した売りに寄り付き後下落。午後に入り、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のFEDウォッチャーが賃金の上昇を受けて、ペースは減速も来年も利上げが継続する可能性に言及したため金利先高観が再燃し一段安となった。終盤も売り圧力が後退せず下げ幅を拡大し終了。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円78銭で引けた

米10月製造業受注や11月サービス業購買担当者景気指数改定値が予想を上回ったほか、米11月供給管理協会非製造業景況指数が悪化予想に反して改善、さらにウォールストリート・ジャーナル紙のFEDウォッチャーが利上げ減速も、賃金の上昇で連邦準備制度理事会が来年も利上げを継続し、現在織り込まれている以上に金利を引き上げる可能性に言及したため長期金利上昇に伴いドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物1月限は続落、原油1月限終値は76.93ドル、3.05ドル安

米供給管理協会非製造業景気指数が市場予想に反して上昇し、米経済の底堅さが示されたことから米連邦準備制度理事会がインフレを抑制するため利上げを継続しなければならない可能性が意識された。来年1月か2月における米利上げの打ち止め観測が後退したことがリスク資産市場の一角である原油相場を圧迫した。主要な米株価指数も下落した。

コロナが流行する中国各地で感染対策が緩和されていることは支援要因。ゼロコロナ政策に反対する抗議デモが広がった後、当局がこれまでの厳格な対策に修正を加えており、上海では公共施設や公共交通機関を利用する際の陰性証明が撤回された。新たなコロナ措置が7日に発表されるとの報道もある。

欧州連合がロシア産原油の海上輸入を停止する期日となったことや、主要国がロシア産原油の輸出価格制限を開始したことによる変動は限定的。石油輸出国機構プラスの生産枠据え置きも想定内で、特に材料視されず。


ニューヨーク金先物2月限は下落、金2月限終値は1781.30ドル、28.30ドル安

時間外取引では、米連邦準備制度理事会の利上げペース減速の見方や中国の新型コロナウイルス対策の一部緩和を背景としたドル安を受けて堅調となり、8月15日以来の高値1822.9ドルを付けた。欧州時間に入ると、景気後退懸念でユーロ安に振れたことを受けて上げ一服となった。日中取引では、米供給管理協会非製造業総合指数が予想外に上昇し、ドル高に振れたことを受けて急落した。