12月9日
投資被害について
ニューヨークダウは183ドル高、中国のコロナ規制緩和の兆候を好感
米国株式市場は上昇
ダウ平均は183.56ドル高の33781.48ドル、ナスダックは123.45ポイント高の11082.00で取引を終了した。
中国政府がコロナ規制を緩和する兆しを好感し、寄り付き後上昇。週次失業保険申請件数が増加基調で労働市場のひっ迫緩和の兆候も来年の利上げ観測の緩和に繋がり相場を更に押し上げた。終盤にかけても明日に生産者物価指数の発表を控えて、インフレ鈍化期待に主要株式指数はプラス圏を維持し終了。
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円68銭で引けた
米先週分新規失業保険申請件数が前週から増加したため労働市場のひっ迫緩和で利上げ減速の思惑が強まりドル売りが優勢となった。その後、株高に連れリスク選好の円売りが再開した。
ニューヨーク原油先物1月限は弱含み、原油1月限終値は71.46ドル、0.55ドル安
カナダと米国を結ぶキーストーン・パイプラインがオイル漏れのため停止したことが一時的に相場を押し上げたが、買い戻しは続かなかった。稼働停止は長続きせず、短期間で復旧するとみられていることが重し。このパイプラインの供給量は日量62万2000バレルと大規模。
来年以降の世界的な景気悪化が警戒されていることも引き続き相場を圧迫した。インフレ抑制のための金融引き締め継続が景気をさらに圧迫するとみられている。来週は欧州中央銀行や米連邦公開市場委員会が追加利上げを行う。ただ、欧州中央銀行と米連邦準備制度理事会は利上げペースを減速させるとみられている。
ニューヨーク金先物2月限は下げ渋り、金2月限終値は1801.50ドル、3.50ドル高
来週の米連邦公開市場委員会を控えて方向性を模索するなか、リスク回避の動きが一服し、ドル安に振れたことを受けて堅調となった。株式市場で買い戻しが入った。