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1月4日

投資被害について

米国株式市場は続落、景気後退懸念が強まる

ダウ平均は10.88ドル安の33,136.37ドル、ナスダックは79.50ポイント安の10,386.98で取引を終了した。
中国の新型コロナ感染ピークアウトによる経済再開期待が買い材料となり上昇スタート。しかし、国際通貨基金の専務理事が本年の世界経済が昨年よりもさらに厳しいものになると警告したことが投資家心理の悪化につながり売りに転じた。主要株価指数は終日軟調に推移。ただ、長期金利の低下や新年度入りに伴う新規投資の買いが下支えし終盤にかけては下げ幅を縮小した。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円95銭で引けた

本年の景気後退入りを警戒した長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となったのち、米11月建設支出の予想外のプラス改善を好感したドル買いが再燃した。


ニューヨーク原油先物2月限は反落、原油2月限終値は76.93ドル、3.33ドル安

中国におけるコロナ流行で景気見通しの不透明感が強まっている。ゼロコロナ政策を続けてきた中国の経済活動再開が期待されている反面、正常化まではまだ時間がかかるとみられている。中国政府が今年の石油製品の輸出割当を引き上げると伝わったことは国内需要の低迷を意識させた。

昨年から懸念されているように、今年の主要国経済が景気後退に入るとみられていることも圧迫要因。インフレ抑制を目指した金融引き締めが続き、景気がさらに弱含むと警戒されている。

4日には先月分の米連邦公開市場委員会議事録が公表される。今月末や3月の米連邦公開市場委員会では利上げペースがさらに減速すると期待されているものの、市場参加者の想定のように積極的な金融引き締めが一巡していくのか不透明感は根強い。


ニューヨーク金先物2月限は強含み、金2月限終値は1846.10ドル、19.90ドル高

米連邦準備制度理事会の利上げペース減速の見方などを受けて米国債の利回りが低下したことが支援要因になった。ただ独消費者物価指数速報値でインフレの伸びが鈍化し、ドル高に振れたことに上値を抑えられた。