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2月7日

投資被害について

米国株式市場は続落、金利先高懸念が再燃

ダウ平均は34.99ドル安の33,891.02ドル、ナスダックは119.51 ポイント安の11,887.45で取引を終了した。
先週発表された雇用統計や米供給管理協会非製造業景気指数が予想以上に強かったため、連邦準備制度理事会の利上げ長期化を懸念した売りが先行。また週末に政府が中国の偵察気球を追撃したことで米中関係の悪化を懸念した売りも強まった。一方、終盤にかけてはパウエル議長のインタビューやバイデン大統領の一般教書演説を控えた買い戻しにより下げ幅を縮小して終了した。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円63銭で引けた

日本政府が黒田総裁の後任として雨宮現副総裁を念頭に置きながら就任を打診したとの報道で、現行の緩和維持方針が継続するとの見方が強まり円売りが再燃。また米国の労働市場が依然ひっ迫、経済も警戒したほど悪化しないとの思惑に米連邦準備制度理事会のピーク金利5%超予想が再燃し、長期金利上昇に伴うドル買いに拍車をかけた。


ニューヨーク原油先物3月限は反発、原油3月限終値は74.11ドル、0.72ドル高

中国の需要回復期待が相場を押し上げた。国際エネルギー機関のビロル事務局長によると、今年の世界の需要は前年比で日量200万バレル近く増加すると見込まれるが、そのうち約半分を中国が占めるだろうと述べた。ゼロコロナ後の中国の需要回復は始まっているもよう。

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが3月積みのアジア向け公式販売価格を引き上げたことも支援要因。市場参加者は引き下げが続くと想定していた。

大規模な地震がトルコを中心に連続し、トルコのジェイハン港につながるバクー・トビリシ・ジェイハンパイプラインが8日まで一時停止することは買い手がかり。ジェイハンで少量の漏れが見つかった。イラク北部のクルド人自治区とトルコを結ぶパイプラインも停止している。


ニューヨーク金先物4月限は伸び悩み、金4月限終値は1879.50ドル、2.90ドル高

1900ドル割れで安値拾いの買いが入って下げ一服となった。ただ欧米の利上げ継続見通しを受けてリスク回避のドル高に振れたことに上値を抑えられた。予想以上の米雇用統計で米連邦準備制度理事会の利上げ継続見通しが強く、欧州中央銀行当局者のタカ派発言も目立っている。