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2月28日

投資被害について

米国株式市場は反発、ハイテクが下支え

ダウ平均は72.17ドル高の32,889.09ドル、ナスダックは72.04ポイント高の11,466.98で取引を終了した。
製造業関連の指標が冴えず、金利が低下したことで買いが先行。その後、株価の割高感が意識されるなか戻り待ちの売りに押され、ダウ平均は一時下落に転じる場面もあった。しかしハイテク株の上昇が支え主要株価指数はプラス圏で終了。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円24銭で引けた

予想を下回った米1月耐久財受注速報値を受け米金利低下に伴うドル売りが優勢となった。対欧州通貨のドル売りも目立った。その後、米1月中古住宅販売成約指数が予想外の伸び拡大でドル売りが後退。


ニューヨーク原油先物4月限は反落、原油4月限終値は75.68ドル、0.64ドル安

金融引き締めの継続による主要国の景気悪化懸念が相場を引き続き圧迫した。1月の米耐久財受注で、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財の受注は前月比0.8%増と堅調だったことから、米利上げ継続や金利高による景気悪化が意識された。

ウクライナで軍事行動を続けるロシアに対する中国の武器供与に米国が神経をとがらせているなかで、中国と米国の対立が悪化する兆候があることは景気見通しを不透明にしている。3月5日から全国人民代表大会が開幕する予定で、中国の動きが警戒されている。

ロシアがドルジバ・パイプラインを経由したポーランドへの供給を停止したことは下支え要因。報道によると書類作成の不備がポーランドへの供給停止の背景。ただ、ポーランドはドイツ製の主力戦車レオパルト2を保有国として初めてウクライナに引き渡しており、その報復であるとの見方もある。


ニューヨーク金先物4月限は強含み、金4月限終値は1824.90ドル、7.80ドル高

時間外取引ではアジア時間に売り優勢となる場面があり、1812ドルをつけ、同限月としては昨年12月22日以来の安値をつけた。欧州時間の取引開始後は買い優勢となった。終盤は戻りを抑えられたが小高く推移。日中取引に入ると、ドル高一服で買いが優勢となり堅調な値動きとなった。下値の堅さや月末接近による買い戻しに支援され、後半も買い優勢で推移した。ただし24日の下げ幅以下の反発にとどまり、最近の下落に対する自律修正高の範囲にとどまった。