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3月9日

投資被害について

米国株式市場はまちまち、金利先高観が重し

ダウ平均は58.06ドル安の32,798.40ドル、ナスダックは45.67ポイント高の11,576.00で取引を終了した。
金利の上昇一服を好感した買いが先行。その後、予想を上回った雇用関連指標や、パウエル連邦準備制度理事会議長が下院での議会証言で3月会合での大幅利上げも除外しない姿勢を表明すると金利が上昇に転じ売りが再開。ただ、概ね織り込み済みの内容で終盤にかけては買い戻されダウ平均は下げ幅を縮小。ナスダック総合指数はプラス圏を回復しまちまちで終了した。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円41銭で引けた

カナダ中銀が政策金利を据え置いたことや米債券市場で長短金利の利回り逆転がさらに悪化したため景気後退懸念に金利が低下し、ドル売りが優勢となった。その後、ADP雇用統計やJOLT求人件数など雇用関連指標が予想を上回ったため利上げ加速の思惑が強まった。さらに連邦準備制度理事会のパウエル議長が下院金融サービス委員会での証言で今年の経済指標によると、ピーク金利が一段と高くなる可能性を繰り返し、3月の大幅利上げを除外しなかったことや低調な10年債入札で金利が上昇に転じ、ドル買いが再開した。


ニューヨーク原油先物4月限は続落、原油4月限終値は76.66ドル、0.92ドル安

パウエル米連邦準備制度理事会議長が0.25%まで減速している利上げペースの加速や最終的な政策金利水準の上振れを示唆し、米景気悪化や石油需要の下振れが警戒されていることが引き続き相場を圧迫した。2月の米ADP雇用者数は前月比24.2万人増と金利高のなかでも依然堅調だった。

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫の増加は一巡したものの、特に材料視されず。製油所稼働率は86.0%と前回の85.8%から小幅に上昇したが、定期改修を背景に稼働率の低迷が続いている。石油製品需要は日量1904万9000バレルと、前回の同2041万3000バレルを下回った。


ニューヨーク金先物4月限は伸び悩み、金4月限終値は1818.60ドル、1.40ドル安

2月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は24万2000人増加し、事前予想を上回った。パウエル米連邦準備制度理事会議長の議会証言を受けて買い戻されたが、タカ派を維持したことからドル高が再開した。