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3月24日

投資被害について

米国株式市場は反発、利上げ停止期待高まる

ダウ平均は75.14ドル高の32,105.25ドル、ナスダックは117.44ポイント高の11,787.40で取引を終了した。
3月の連邦公開市場委員会を受けて利上げ停止が近いとの期待感から買いが先行。ドル安や金利低下が企業業績を改善させるとの見方から一段高となった。しかし終盤にかけてはイエレン財務長官の下院小委員会での証言を控えた警戒感から売りが強まり、ダウ平均は一時下落に転じた。財務長官が正当化されることを条件に、必要であれば預金保護で追加支援の用意があるとの政府方針を示すと、安心感から買い戻しが再燃し、主要株価指数はプラス圏で終了した。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円85銭で引けた

先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少したため追加利上げ観測に一時ドル買いが再燃したが、2月新築住宅販売件数が予想を下回ったためドル買いが後退。また、米連邦準備制度理事会が3月連邦公開市場委員会で利上げ継続の必要性を再表明しなかったため利上げ停止が近いとの見方に金利低下に転じ、ドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物5月限は反落、原油5月限終値は69.96ドル、0.96ドル安

金融システム不安が根強いことが重しとなった。ニューヨーク市場で地方銀行株への売りが続くなかで、主要な米株価指数は高値から押し戻された。コメリカ、ザイオンズ・バンコープ、ファーストリパブリック銀行などに対する売りがきつかった。

英中銀やスイス中銀は追加利上げを発表しており、金融引き締めをまだ続ける見通し。ジョルダン・スイス中銀総裁は「利上げは世界の金融不安に悪影響を与えない」との認識を示した。5月の米連邦公開市場委員会でも利上げが続く可能性があり、主要国の金融引き締めは終わっていない。

米エネルギー省のグランホルム長官は戦略石油備蓄の補充に数年かかる可能性があるとの認識を示した。大幅に減少した戦略石油備蓄の積み増しを急がない見通し。今年は2600万バレルの追加放出も控えている。


ニューヨーク金先物4月限は続伸、金4月限終値は1995.90ドル、46.30ドル高

米連邦公開市場委員会で利上げ停止が示唆され、ドル安に振れた。欧州時間に入るとドル安が一服したが、金融システム不安が残り、株安に転じると、地合いを引き締めた。一方イエレン米財務長官は正当化される場合、当局には預金保護で追加措置を講じる用意があると述べた。