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4月19日

投資被害について

米国株式市場は小幅反落、一部金融決算が重し

ダウ平均は10.55 ドル安の33,976.63ドル、ナスダックは4.31ポイント安の12,153.41で取引を終了した。
金融ゴールドマンサックスの決算が冴えず寄り付き後に下落。その後、中国の1-3月期国内総生産が1年ぶり最大の伸びとなるなど、経済活動再開の影響が明確化したため世界経済への悲観的な見方が後退、景気後退懸念の緩和を背景に下げ幅を縮小した。一方、主要企業決算の結果を見極めたいとの見方も多く方向感が定まらず小幅安で終了。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円10銭で引けた

米金利低下に伴うドル売りが優勢となったのち、米3月住宅着工件数が前月から減少したものの予想を上回ったほか、ブラード・セントルイス連銀総裁が政策金利を5.5%から5.75%まで引き上げることを支持、さらにボスティック米アトランタ連銀総裁もインフレ制御のためあと1回の利上げで、その水準を当面維持する必要があるとタカ派発言を繰り返したため下げ止まった。


ニューヨーク原油先物6月限は下げ渋り、原油6月限終値は80.90ドル、0.07ドル高

1-3月期の中国国内総生産が前年比+4.5%と堅調だったことが下支えとなった。ただ、ゼロコロナ政策が撤回された後の中国経済の回復に驚きはなく、反応は限定的。

来月の米連邦公開市場委員会における追加利上げを巡って神経質な雰囲気が継続しており上値は伸びず。ボスティック米アトランタ連銀総裁はあと一回利上げし、その後は金利を長期間にわたって据え置く必要があるとの認識を示した。

石油輸出国機構プラスの一部の産油国が来月から自主減産を開始することは支援要因。北半球の夏場にかけて需要が上向いていく見通しであることから、供給不足が意識されている。


ニューヨーク金先物6月限は強含み、金6月限終値は2019.70ドル、12.70ドル高

3月の米住宅着工件数は0.8%減の142万戸となり、市場予想の140万戸を上回った。米セントルイス地区連銀のブラード総裁が利上げを続けるべきと述べたが、6月以降の利上げ停止期待を受けてドル高が一服した。