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4月20日

投資被害について

米国株式市場はまちまち、金利高が上値抑制

ダウ平均は79.62ドル安の33,897.01ドル、ナスダックは3.82ポイント高の12,157.23で取引を終了した。
予想を上回った英国の消費者物価指数を受け、国内のインフレ高止まりや金利上昇が警戒され売りが先行して始まった。金融決算の内容がまちまちの中、預金の流出が警戒されていた地銀のウエスタン・アライアンスの決算が予想を上回ったため下げ止まった。しかし年内の利下げ観測が弱まるなか戻りは鈍く終日冴えない展開となった。一方、終盤にかけてハイテクは小幅ながらプラス圏に回復して終了。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円72銭で引けた

欧州通貨高でドル売りが優勢となった。その後、日銀の早期政策修正観測後退で円の売り戻しが優勢となったほか、英国のインフレ高止まりを受けて米国インフレ懸念も再燃し、金利上昇に伴うドル買いが再開。米地区連銀経済報告では全米の経済活動横ばいが明らかになったが想定内でドルは高止まりとなった。


ニューヨーク原油先物6月限は下落、原油6月限終値は79.24ドル、1.66ドル安

米追加利上げ観測や金利高による米景気悪化懸念が相場を圧迫した。来月の米連邦公開市場委員会でも0.25%の利上げが続く見通しで、6月以降は不透明。3月の英消費者物価指数が前年比+10.1%と高水準の伸びを維持したことから、米消費者物価指数の高止まりが警戒された。

停止しているイラク北部のクルド自治区からの輸出について、イラク首相が今週にも再開すると示唆したことも重し。日量45万バレル規模の輸出が先月から停止している。イラク首相はトルコに輸出再開を要請するという。

米エネルギー情報局が発表した週報はあまり材料視されず。製油所稼働率は91.0%まで上昇し今年最高水準を記録するなど、原油在庫の取り崩し圧力が強まっている。原油と石油製品の輸出は合計で日量1108万4000バレルと堅調。戦略石油備蓄は2週連続で放出された。米国内の石油製品需要は日量1931万7000バレルと、節目の同2000万バレルを2週連続で下回った。


ニューヨーク金先物6月限は弱含み、金6月限終値は2007.30ドル、12.40ドル安

米連邦準備制度理事会の追加利上げ見通しによるドル高が圧迫要因になった。
一方、ユーロ圏のインフレが鈍化したが高水準で推移しており、欧州中央銀行の利上げが見込まれていることから日中取引で下げ一服となった。