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5月23日

投資被害について

米国株式市場はまちまち、債務上限交渉の行方睨む

ダウ平均は140.05ドル安の33,286.58ドル、ナスダックは62.88ポイント高の12,720.78で取引を終了した。
バイデン大統領と下院議長の債務上限交渉再開を控えた期待観で上昇スタート。その後、下院議長が交渉に悲観的な見方を示したほか、連邦準備制度理事会高官が利上げ継続の必要性を主張したことで金利高警戒感も強まり、ダウ平均は下落に転じた。ただ交渉を控えた様子見気配が強まり、その後はもみ合い。ハイテクは終日堅調に推移しまちまちで終了した。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円59銭で引けた

バイデン米大統領と下院議長の債務上限交渉に悲観的な見方に一時ドル売りが優勢になったが、ブラード米セントルイス地区連銀総裁が「年内あと2回の利上げが必要」との考えを示すと利上げ継続観測を受けたドル買いが再開した。


ニューヨーク原油先物7月限は強含み、原油7月限終値は72.05ドル、0.36ドル高

来週月曜日の米メモリアル・デーを控えて、ガソリンが堅調に推移したことが相場を押し上げた。米メモリアル・デーはドライブシーズンの皮切りとして認識されており、例年であれば夏場にかけてガソリン需要が拡大していく公算。米国のガソリン需要は世界全体の石油需要の10%近くを占めている。

季節的に堅調な需要が期待されている反面、石油輸出国機構プラスが減産していることから、年後半の供給不足が強まっていく見通し。イラク北部のクルド自治区からの輸出が停止したままであるほか、カナダのアルバータ州における山火事で減産が発生していることも支援要因。

ただ米債務上限引き上げ問題の協議が続くなかで上値は限定的だった。これまでのように最終的には上限引き上げで合意すると想定されているものの、市場参加者を安堵させるような発言は今のところ乏しい。マッカーシー米下院議長はバイデン米大統領との会談を控えて「何も合意はない」と述べた。


ニューヨーク金先物6月限は弱含み、金6月限終値は1977.20ドル、4.40ドル安

バイデン米大統領が債務上限問題で債務不履行は選択肢にないとの見方を示すなか、協議の再開待ちとなった。一方、パウエル米連邦準備理事会議長が6月の利上げ停止を示唆したが、米金融当局者の発言では6月に利上げを停止しても、その後の利上げの可能性も示しておりドル高に振れる場面も見られた。