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5月25日

投資被害について

米国株式市場は続落、債務上限交渉行き詰まりを警戒

ダウ平均は255.59ドル安の32,799.92ドル、ナスダックは76.08ポイント安の12,484.16で取引を終了した。
債務上限交渉が行き詰まり、債務不履行を警戒した売りが先行。マッカーシー下院議長が様々な点で依然隔たりがあると悲観的な見解を示すと売りに拍車がかかった。連邦準備制度理事会の追加利上げを見込んだ金利上昇も重しとなった。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円43銭で引けた

米債務不履行を警戒した債券売りや連邦準備制度理事会の追加利上げ確率上昇を受けた債券売りが先行し金利が上昇、ドル買いに拍車がかかった。その後、米連邦準備制度理事会が公表した米連邦公開市場委員会議事要旨で、将来の追加利上げを巡り高官の見解が分かれたことが明らかになったためドル買いが一段落した。


ニューヨーク原油先物7月限は続伸、原油7月限終値は74.34ドル、1.43ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が大幅に取り崩されたことが手がかり。ガソリンなど製品在庫も減少しており、来週の米メモリアル・デーを皮切りとする米ドライブシーズンの本格化を控えて、季節的な需要拡大期待が高まった。

ただ原油の輸入が前週比で日量585万バレルまで減少し、輸出が同454万9000バレルまで増加したことは在庫の圧迫要因だが、製油所稼働率は91.7%と小幅に低下しており、原油在庫が前週比1245万6000バレル減と大幅に取り崩されるような要因が見当たらないことは相場の重しとなった。統計上のテクニカル的な調整が入ったとみられている。

米債務上限引き上げを巡る協議に進展が見られないことは引き続き重し。イエレン米財務長官が米政府の資金が底をつくと見通している6月1日が迫っている。


ニューヨーク金先物6月限は弱含み、金6月限終値は1964.60ドル、9.90ドル安

米債務上限問題の協議が遅れているが、米共和党のマッカーシー下院議長は債務不履行に陥るとは考えていないと言明した。一方、米連邦準備制度理事会が公表した連邦公開市場委員会議事要旨で、米連邦準備制度理事会当局者は追加利上げの必要性が「それほど確かではなくなった」ことで「おおむね同意」したことが分かった。