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6月23日

投資被害について

米国株式市場はまちまち、ハイテクの押し目買いが下支え

ダウ平均は4.81ドル安の33,946.71ドル、ナスダックは128.41ポイント高の13,630.61で取引を終了した。
連邦準備制度理事会のパウエル議長が2日目の議会証言で年内2回の追加利上げが適切になる可能性を繰り返し、寄り付き後は下落。一方、根強い人工知能技術革新への期待感からハイテクの押し目買いが強まりナスダック総合指数は終日堅調に推移、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ダウ平均もハイテク株高に支えられて下げ幅を縮小し、まちまちで終了。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円13銭で引けた

米先週分新規失業保険申請件数が予想を上回ったため追加利上げ観測が緩和し金利低下に伴いドル売りが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会のパウエル議長が2日目となる上院銀行委での証言で年内2回の追加利上げが適切となると繰り返したため追加利上げを織り込み金利が上昇に転じドル買いが加速した。


ニューヨーク原油先物8月限は反落、原油8月限終値は69.51ドル、3.02ドル安

主要国の中央銀行が金融引き締めを続ける見通しであることが世界的な景気悪化を意識させ、売りが強まった。

スイス中銀は0.25%の利上げを発表し、これまでの0.50%から金融引き締めペースを鈍化させたが追加利上げに言及したほか、英中銀は0.50%の大幅利上げを発表して市場参加者を驚かせた。今週の5月の英消費者物価指数は、コア前年比が+7.1%まで加速し、1992年3月以来の高水準となったことが背景。各国ともインフレ圧力の封じ込めに苦慮している。

パウエル米連邦準備制度理事会議長は、米連邦公開市場委員会のメンバーの多くが年内であと2回の0.25%の利上げがありうると見ていると指摘したほか、この合計0.50%の引き上げについて「かなり良い推測」であると述べた。「米連邦準備制度理事会は追加利上げを検討しているが、より多くのデータが必要」と語りつつも、来月の米連邦公開市場委員会までの経済指標を確認する前に、利上げに傾斜している印象が強かった。

米エネルギー情報局が発表した週報では、製油所稼働率が2週連続で低下したものの、原油在庫は減少した。原油輸出の増加や輸入の減少が背景。ただ戦略石油備蓄を除く原油と製品の在庫は合計で12億6917万7000バレルまで増加し、昨年からの増加傾向を維持していることは重し。


ニューヨーク金先物8月限は続落、金8月限終値は1923.70ドル、21.20ドル安

イングランド銀行は政策金利を0.50%ポイント引き上げた。予想以上の利上げ幅をとなりポンドが上昇したが、景気の先行き懸念から急反落した。一方、米新規失業保険申請件数が事前予想を上回り労働市場の軟化が示唆されたが、米中古住宅販売戸数の増加に加え、パウエル米連邦準備制度理事会議長が上院銀行委員会の公聴会で利上げ見通しを示したことから、ドル高が再開した。