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7月4日

投資被害について

米国株式市場は小幅続伸、追加利上げ観測が緩和

ダウ平均は10.87ドル高の34,418.47ドル、ナスダックは28.85ポイント高の13,816.77で取引を終了した。
追加利上げ懸念がくすぶり、ダウ平均は一時下落。一方、6月供給管理協会製造業景況指数が3年ぶりの低水準に落ち込むと連邦準備制度理事会の追加利上げ観測が緩和し、金利先高観の後退で買い戻されダウは再び上昇に転じた。独立記念日祭日の前日の短縮取引で動意に乏しいなか主要株価指数はプラス圏を維持して終了。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円71銭まで戻して引けた

6月供給管理協会製造業景況指数が5月から上昇予想に反して低下し、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年5月来で最低に落ち込んだため景気後退懸念が強まり長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、根強い連邦準備制度理事会の追加利上げ観測で金利が再び上昇するとドルの買戻しが強まった。


ニューヨーク原油先物8月限は弱含み、原油8月限終値は69.79ドル、0.85ドル安

金融引き締めを背景に主要国の景気悪化が続くと警戒されていることが重しとなった。今月も米連邦準備制度理事会や欧州中央銀行は利上げを継続する見通しだが、6月の米供給管理協会製造業景気指数は46.0と2020年5月以来の低水準を更新した。6月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数・確報値は43.4まで下方修正された。

サウジアラビアが今月から開始した日量100万バレルの追加減産を8月も継続すると発表したほか、ロシアは8月の日量50万バレルの輸出削減を公表したものの、相場を一時的に押し上げただけだった。アルジェリアも日量2万バレルの追加減産を発表している。

4日のニューヨーク市場が独立記念日のため休場となることは動意を限定した。3日の米株式市場や米国債市場は短縮取引だった。


ニューヨーク金先物8月限は伸び悩み、金8月限終値は1929.50ドル、0.10ドル高

6月の米供給管理協会製造業景気指数は46.0と前月の46.9から悪化し、2020年5月以来の低水準となった。米国債の逆イールドで景気後退に対する懸念が出るなか、金の支援要因になった。ただ新規受注が改善しており、米国債の利回りが上昇すると、手じまい売りが出た。