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7月6日

投資被害について

米国株式市場は反落、年内の追加利上げの可能性が重し

ダウ平均は129.83ドル安の34,288.64ドル、ナスダックは25.12ポイント安の13,791.66で取引を終了した。
中国財新のサービス業購買担当者景気指数の悪化が警戒され、売りが先行。中国政府が金属2種類の輸出規制を発表するなど、米中関係の緊張が企業業績にもたらす悪影響への懸念も売り材料となった。また連邦準備制度理事会が公表した6月連邦公開市場委員会議事要旨では政策当局者のタカ派姿勢が確認され、金利先高観がくすぶるなか終日軟調に推移した。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円69銭で引けた

中国の低調な経済指標を受けて世界経済の減速懸念が再燃し、リスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会が公表の6月開催分の連邦公開市場委員会議事要旨のタカ派な内容を想定し金利が上昇、ドル買いが再開。発表後7月の追加利上げ観測がさらに強まりドル買いに一段と拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物8月限は反発、原油8月限終値は71.79ドル、2.00ドル高

北半球の夏季休暇シーズンが本格化しつつあるなかで、旅行による燃料需要の拡大が期待された。米石油協会や米エネルギー情報局の米週間石油在庫統計の発表を控えて思惑含みだった。今週サウジアラビアやロシア、アルジェリアが追加的な自主減産や輸出削減を発表しており、夏場の需給は引き締まりやすいと見られている。サウジは7月から開始した日量100万バレルの自主減産を8月も継続する。

サウジのアブドルアジズ・エネルギー相が石油輸出国機構プラスの枠組みにおけるロシアとサウジの連携は引き続き強固であり、石油市場を支援するために必要であれば何でも行うと発言したことは買い手がかり。足元の減産が続く可能性が意識された。


ニューヨーク金先物8月限は伸び悩み、金8月限終値は1927.10ドル、2.40ドル安

時間外取引ではドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると欧州中央銀行の利上げ見通しを受けて買い戻されて下げ一服となった。日中取引では序盤に買い戻されたが、ドル高に振れたことを受けて戻りを売られた。その後は米連邦公開市場委員会議事録でタカ派姿勢が示されると下げ幅を拡大した。