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7月11日

投資被害について

米国株式市場は反発、金利低下を好感

ダウ平均は209.52ドル高の33,944.40ドル、ナスダックは24.76ポイント高の13,685.48で取引を終了した。
連邦準備制度理事会の追加利上げを警戒した売りが先行し寄り付き後、下落。その後、金利が低下したため買いに転じた。ダウ平均は終日堅調に推移し終盤にかけて上げ幅を拡大。ハイテクは売り買いが交錯しながらも底堅く推移し主要株価指数はプラス圏を維持し終了した。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、141円32銭で引けた

連邦準備制度理事会の追加利上げを織り込む動きに一時ドル買いが強まったものの、ニューヨーク連銀調査で1年のインフレ期待率の低下が明らかになったほか、中古車価格の下落などを材料にインフレ鈍化を想定する米国債買いが強まり金利が低下に転じるとドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物8月限は弱含み、原油8月限終値は72.99ドル、0.87ドル安

米国など主要国で金融引き締めが続く見通しであることから、金利負担の拡大による景気悪化や需要下振れが引き続き警戒された。12日の米消費者物価指数の発表を控えて、ボスティック米アトランタ連銀総裁やデーリー米サンフランシスコ連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁が追加利上げの可能性について言及している。今月の米連邦公開市場委員会では0.25%の追加利上げが行われる見通し。

北半球の夏場の需要拡大や、石油輸出国機構プラスの減算もあって需給が引き締まっていくと期待されていることは下値を支えた。サウジアラビアなどの自主減算も含めて、石油輸出国機構プラスは日量500万バレル規模の減算を実施している。


ニューヨーク金先物8月限は伸び悩み、金8月限終値は1931.00ドル、1.50ドル安

前週末に発表された6月の米雇用統計で賃金が高止まりし、米国債の利回りが上昇したことが金の上値を抑える要因になった。ただ日中取引序盤で米国債の利回り上昇が一服すると、ドル安が再開し金に買い戻しが入った。米10年債利回りは4.09%で上昇が一服した。ニューヨーク連銀が発表した6月の消費者調査で1年先のインフレ期待が3.8%と前月の4.1%から低下し、2年2カ月ぶりの低水準となった。