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7月14日

投資被害について

米国株式市場は続伸、卸売物価指数伸び鈍化で金利ピーク観測強まる

ダウ平均は47.71ドル高の34,395.14ドル、ナスダックは219.61ポイント高の14,138.57で取引を終了した。
6月卸売物価指数がインフレ改善を示す新たな証拠となり、金利ピークへの期待から買いが継続し寄り付き後、上昇。金利の低下やドル安が企業の収益改善につながるとの期待も強まり相場をさらに押し上げた。その後も、金利先高観の後退に連れたハイテクの上昇がけん引し終日堅調に推移。ナスダック総合指数は終盤にかけて上げ幅を拡大した。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円06銭で引けた

新規失業保険申請件数が予想外に減少したため一時ドル買いが強まった。しかし、米6月生産者物価指数は消費者物価指数に続き伸び鈍化を示したため利上げ終了に近づいたとの見方に金利低下に伴いドル売りに転じた。タカ派として知られたセントルイス連銀のブラード総裁が8月に退任すると発表するとドル売りが一段と強まった。


ニューヨーク原油先物8月限は続伸、原油8月限終値は76.89ドル、1.14ドル高

米消費者物価指数に続き、米生産者物価指数が一段と鈍化したことで、米追加利上げ観測が後退した。さらなる金利上昇による米景気悪化や需要下振れ懸念が後退している。6月の米生産者物価指数は総合・前年比が+0.1%まで鈍化し、2020年以来の低水準を更新した。

主要産油国の生産調整もあって、北半球の夏場の需給が引き締まる見通しであることも支援要因。石油輸出国機構プラスは自主減産も含めて、日量500万バレル超の減産を実施している。石油輸出国機構が公表した月報で、2024年の世界の需要が前年比で日量225万バレル増加するとの見通しが示されたことも追い風。23年に続き、24年も需要拡大が続くと期待された。

抗議活動を受けて、リビア最大級のシャララ油田が金曜日にかけて完全に停止する見通しであることは買い手がかり。シャララ油田の生産能力は日量30万バレル。日量7万バレルのエルフィール油田も停止すると伝わっている。


ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1963.80ドル、2.10ドル高

6月の米生産者物価指数は前年比0.1%上昇し、3年ぶりの低い伸びにとどまった。インフレの伸びが鈍化したことが支援要因になった。ただ米新規失業保険申請件数は前週から1万2000件減の23万7000件となった。予想外に減少し、労働市場の堅調が示された。