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7月19日

投資被害について

米国株式市場は続伸、金融決算を好感

ダウ平均は366.58ドル高の34,951.93ドル、ナスダックは108.69ポイント高の14,353.64で取引を終了した。
6月小売売上高が予想を下回り景気減速懸念で売りが先行。ただ良好な決算を材料に主要銀行・金融セクターの上昇が全体指数を押し上げ、相場はプラス圏に回復。さらに予想を上回ったコア小売売上高で需要の強さを確認し一段高となった。金利の低下でハイテクも買われ終盤にかけて上げ幅を拡大した。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円81銭で引けた

米6月小売売上高の伸びが予想を下回ったため景気減速懸念に一時ドル売りが優勢となった。しかし前月分が大幅に上方修正されたほか、国内総生産に用いられるコア売上高は予想を上回り需要の底堅さを証明したため堅調な成長期待が再燃し金利も下げ止まりドル買いが再開した。対ユーロでのドル買いや植田日銀総裁が緩和策を維持する姿勢を示したことを受けた円売りも優勢となった。


ニューヨーク原油先物9月限は反発、原油9月限終値は75.66ドル、1.58ドル高

中国国家発展改革委員会の当局者が国内消費の弱さに言及しつつ、消費を回復・拡大させるための政策を遅滞なく展開すると述べたことが中国の景気懸念を後退させ、相場を支えた。

米金融当局者は年内2回の追加利上げを示唆している一方、最近の米インフレ指標が鈍化していることを受けて、来週の米連邦公開市場委員会での利上げ打ち止め期待が高まっていることも支援要因となった。金利負担の拡大は重しだが極端な景気悪化を回避し、米経済が軟着陸するとの見方が強まっている。6月の米小売売上高や米鉱工業生産指数が市場予想と比較して弱かったことは米利上げ停止期待を後押しした。

北半球の夏季休暇時期の需要が強まり、需給が引き締まっていくと期待されていることも買い手がかり。米週間石油在庫統計で原油在庫の取り崩しが鮮明となっていくとみられている。米原油在庫の市場予想は前週比200万バレル減。


ニューヨーク金先物8月限は反発、金8月限終値は1980.80ドル、24.40ドル高

6月の米小売売上高は前月比0.2%増加した。市場予想の0.5%増を下回った。米鉱工業生産指数も0.5%低下と市場予想の0.1%上昇を下回った。予想以下の米経済指標を受けて金は買い戻し主導で上昇した。