7月26日
投資被害について
米国株式市場は続伸、主要ハイテク決算への期待高まる
ダウ平均は26.83ドル高の35,438.07ドル、ナスダックは85.69ポイント高の14,144.55で取引を終了した。
連邦公開市場委員会を控え警戒感からまちまちで寄り付いた。その後7月消費者信頼感が予想を上回り2年ぶりの高水準に達するなど、景気への楽観的な見方が一段と強まり相場を押し上げた。さらに主要ハイテク企業の決算を期待した買いも目立ち、株式相場は終日堅調に推移した。
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円96銭で引けた
米5月の住宅価格指数や米7月消費者信頼感指数が予想を上回りドル買いが優勢となった。その後、欧州引けにかけた調整で一時ドル買いが弱まったものの米5年債入札の低調な結果を受けて長期金利が再び上昇するとドル買いも再燃した。
ニューヨーク原油先物9月限は堅調推移、原油9月限終値は79.63ドル、0.89ドル高
世界的な供給不足見通しから買い戻しが続いた。石油輸出国機構プラスが減産している一方、金融引き締めによる景気悪化や需要下振れ懸念が相場を圧迫してきたものの、需要減退が見られないなかで供給不足に対する意識が強まっている。来月もサウジアラビアは日量100万バレルの自主減産を続ける予定であるほか、9月以降は不透明。8月はロシアが日量50万バレルの輸出削減も実施する。
中国の追加景気対策期待が根強いことも支援要因。ゼロコロナ政策が解除された後の景気回復が鈍く、大規模な景気対策が期待されている。
米週間石油在庫統計で原油在庫の取り崩しが強まるとみられていることは買い手がかり。主要産油国の減産や堅調な需要を背景に原油在庫の減少が期待されている。ただ、エクソン・モービルのルイジアナ州バトンルージュの製油所が停止したことは原油在庫の押し上げ要因。
ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1963.70ドル、1.50ドル高
時間外取引ではドルの堅調な値動きから小幅安で推移。日中取引は米連邦公開市場委員会が開始されるなか、ユーロドルが軟調に推移したことが圧迫要因となった。しかし買い戻しの動きもあり、中盤から買い優勢となり小高く引けた。26日の米連邦公開市場委員会の結果待ちムードが強く手じまい売りに圧迫され、小幅高で引けた。