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8月8日

投資被害について

米国株式市場は反発、来年の利下げ期待が支援

ダウ平均は407.51ドル高の35,473.13ドル、ナスダックは85.16ポイント高の13,994.40で取引を終了した。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで、インフレ動向次第では来年の利下げが正当化される可能性に言及したと7日付けのニューヨークタイムズ紙が報じたため、寄り付き後上昇。先週発表された7月雇用統計で雇用者数の伸びが予想を下回ったことも手伝い利上げ終了期待が後押しした。金利先高観の後退でハイテクが買い戻され、終盤にかけて上げ幅を拡大した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円48銭で引けた

ウィリアムズニューヨーク連銀総裁が「インフレが減速した場合、来年利下げが正当化する可能性」を指摘との報道で、ドル買いが後退し141円80銭まで下落。その後米財務省による入札を控え金利が上昇するとドル買いが再開した。


ニューヨーク原油先物9月限は反落、原油9月限終値は81.94ドル、0.88ドル安

7月の中国貿易収支や、7月の米消費者物価指数の発表を控えて利益確定の売りが優勢となった。ニューヨーク原油は昨年末からのレンジ上限に到達しており、上値に慎重な雰囲気が強まっている。中国の輸出入の動向次第では追加景気対策への期待感が高まるが、中国当局は大規模な景気対策を見送っており次の動きは不透明。

供給不足見通しは引き続き支援要因。石油輸出国機構プラスの減産を背景に需給のタイト化が続く見通し。米経済のソフトランディング期待の高まりは需要下振れ懸念を後退させている。

世界最大の石油消費国である米国で夏場の需要拡大が目立たないことは重し。今年のドライブシーズンはすでに終盤に入っており、ガソリン需要がほとんど上振れすることなく需要期が終了するとみられている。


ニューヨーク金先物12月限は小幅安、金12月限終値は1970.00ドル、6.10ドル安

米経済のソフトランディング期待を受けて米国債の利回りが上昇したことが圧迫要因になった。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁はニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで金利の低下が来年始まる可能性があると述べたが、ボウマン米連邦準備制度理事会理事は、インフレ率を連邦準備制度理事会が目標とする2%に引き下げるためには追加利上げが必要になる公算が大きいと述べた。