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8月9日

投資被害について

米国株式市場は反落、景気減速懸念や金融不安が重し

ダウ平均は158.64ドル安の35,314.49ドル、ナスダックは110.07ポイント安の13,884.32で取引を終了した。
中国の7月輸出入が予想以上に悪化し世界経済の減速を懸念した売りが先行。加えて格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが主要銀6行の格付見直しや中小銀10行の格下げを発表し、金融不安が再燃した。一方、金利の低下に伴い安値からは押し目買い意欲もみられ、終盤にかけては下げ幅を縮小した。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円40銭で引けた

米6月貿易赤字が予想を上回り一時ドル買いが後退した。しかし中国経済指標が予想を下回り成長停滞懸念が強まったほか、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスが中小銀の格下げや見通し引き下げを発表し金融不安が再燃したため質への逃避のドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物9月限は反発、原油9月限終値は82.92ドル、0.98ドル高

供給不足見通しを手がかりに押し目買いが優勢となった。石油輸出国機構プラスの相場安定化を目指した取り組みが続くなかで、供給不足が続くとみられている。米石油協会の米週間石油在庫統計の発表を控えて、原油在庫のさらなる取り崩しが意識されたことも支援要因。

中国貿易統計が弱く一時売りが強まる場面があった。7月の中国貿易統計では輸出、輸入ともに弱かったほか原油輸入量は前月比18.8%減の日量1029万バレルと、1月以来の低水準だった。

米エネルギー情報局が発表した月報で、今年や来年の米原油生産見通しが引き上げられたことは圧迫要因。2023年は従来の日量1256万バレルから同1276万バレルまで、2024年は従来の同1285万バレルから同1309万バレルまで上方修正された。


ニューヨーク金先物12月限は小幅続落、金12月限終値は1959.90ドル、10.10ドル安

時間外取引ではドル高を背景に売り優勢で推移。1960ドルが支持線となったが、1960ドル台前半で軟調に推移。日中取引では10日に7月の米消費者物価指数の発表を控えるなか、ドル高の進行を受け売り圧力が強く1956.5ドルまで下落。前半で下げ幅を縮小する場面があったが、戻り売り圧力は強く軟調に推移し、1960ドル割れで引けた。