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8月10日

投資被害について

米国株式市場は続落、消費者物価指数を控えた警戒感が重し

ダウ平均は191.13ドル安の35,123.36ドル、ナスダックは162.31ポイント安の13,722.02で取引を終了した。
イタリア政府が銀行の追加課税案の一部緩和を発表し、欧州株の反発に連れて寄り付き後、上昇。ただ明日発表が予定されている消費者物価指数を警戒した売りに押され、大きく下落に転じた。金利の低下に伴いダウ平均は一時プラス圏を回復する場面があったが原油高を嫌気した売りや戻り売りに押され、株式相場は下落して終了した。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円68銭で引けた

イタリア政府による銀行への追加課税を巡る警戒感の緩和でリスク回避の円買いが後退。米国の消費者物価の発表を控えてドルは底堅く推移した。


ニューヨーク原油先物9月限は続伸、原油9月限終値は84.40ドル、1.48ドル高

石油輸出国機構プラスの生産調整を背景とした供給不足見通しから一段高となった。年後半にかけて世界的な石油在庫の取り崩しが強まっていくと想定されている。サウジアラビアは日量100万バレルの自主減産を9月も継続すると発表しており、この自主減産を取りやめる時期は不透明。

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が前週比585万1000バレル増となったことは重し。製油所稼働率は93.8%まで上昇し原油投入量が拡大した一方、原油生産量が日量1260万バレルまで増加したほか、原油輸出量が日量236万バレルまで急減し原油在庫を押し上げた。ただ石油製品需要は日量2072万7000バレルと堅調で、製品在庫は減少した。


ニューヨーク金先物12月限は小幅続落、金12月限終値は1950.60ドル、9.30ドル安

7月の中国の消費者物価指数は前年比0.3%下落した。デフレで中国経済の低迷が懸念され、リスク回避の動きが圧迫要因になった。ただ新たな景気刺激策に対する期待感も出ている。