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8月18日

投資被害について

米国株式市場は続落、金利上昇を警戒した売り続く

ダウ平均は290.91ドル安の34,474.83ドル、ナスダックは157.69ポイント安の13,316.93で取引を終了した。
中国株式市場の反発で安心感から買われ寄り付き後、上昇。ただ製造業や雇用関連指標が強く30年債利回りが10年ぶりの高水準に達するなど、金利の上昇を警戒し売りが次第に強まった。ハイテクも弱く終盤にかけて株式相場は下げ幅を拡大した。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円84銭で引けた

欧州通貨に対する動きに連れたドル売りが優勢となったのち、米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外のプラスに改善したほか、米先週分新規失業保険申請件数の減少で長期金利が上昇したためドル買いが再開。


ニューヨーク原油先物10月限は反発、原油10月限終値は79.90ドル、0.88ドル高

中国の景気悪化懸念が高まっていたが、中国国務院が的を絞った強力なマクロ経済調整と政策連携の強化を通じて経済目標を達成するとしたことが相場を支えた。中国当局が国営銀行に対して今週、人民元買い介入を一段と強めるよう要請したとも伝わった。
ただこれまでと同様に大規模な景気対策を連想させるような発表はなく、期待感の高まりは限定的。

石油輸出国機構プラスの減産による供給不足見通しは下支え要因。中国景気の悪化による需要下振れが警戒されているものの、今のところ中国の需要は堅調に推移しており、懸念はまだ現実となっていない。

8月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が+12.0まで急回復したことは買い手がかり。米経済の軟着陸期待が高まっている。ただ昨日の米連邦公開市場委員会議事録では追加利上げの可能性が示唆されており、米経済の不透明感は根強い。増発懸念から米10、30年債利回りの上昇が続いていることも不安要因。


ニューヨーク金先物12月限は続落、金12月限終値は1915.20ドル、13.10ドル安

ドル高が一服し、買い戻される場面も見られた。中国の景気対策に対する期待感も買い戻しを促した。ただ前日の米連邦公開市場委員会議事録で追加利上げの可能性が示されたことから米国債の利回りが上昇すると、戻りを売られた。また8月の米フィラデルフィア地区連銀製造業業況指数は予想外に急上昇した。