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8月22日

投資被害について

米国株式市場はまちまち、ハイテクに押し目買い

ダウ平均は36.97ドル安の34,463.69ドル、ナスダックは206.81ポイント高の13,497.59で取引を終了した。
値ごろ感からの買いが先行したが、カンザスシティ連銀が主催するジャクソンホール会合を控え、金利が上昇するとダウ平均は下落に転じた。一方、ハイテクは好決算を期待された半導体エヌビディアの上昇が全体をけん引した。またナスダック総合指数は3週連続で下げた反動もあり押し目買いが優勢で相場全体を支援した。終盤にかけてダウ平均も下げ幅を縮小しまちまちで終了。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円23銭で引けた

今週開催されるジャクソンホール会合を控え、連邦準備制度理事会のパウエル議長がインフレ制御を巡り断固とした姿勢を崩さず、当面高金利を維持する方針を再表明するとの見方に米国債相場が下落。米10年債利回りは2007年以来の高水準になりドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物10月限は反落、原油10月限終値は80.12ドル、0.54ドル高

中国経済の失速懸念が相場を圧迫した。ゼロコロナ政策が解除された後の中国景気は伸び悩んでおり、石油需要の下振れが警戒されている。中国人民銀行が1年物の中国最優遇貸出金利引き下げを発表したが利下げ幅は市場予想よりも限定的だったほか、5年物最優遇貸出金利の引き下げが見送られたことは景気悪化懸念を和らげることなく、相場の重しとなった。

米国のハリケーン・シーズンが本格化しており、米メキシコ湾岸の米石油生産が混乱するリスクが高まっていることは下支えとなった。米テキサス州南部では、現地時間の15~16日にかけて大雨や洪水が予報されている。熱帯性低気圧が発生し、熱帯性暴風雨まで発達する見通しであることが背景。

石油輸出国機構プラスの減産を受けて、タイトな供給が続く見通しであることは支援要因。サウジは日量100万バレルの自主減産を9月も継続するが、10月以降は不明。9月初めには10月の方針を発表する見通し。


ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1923.00ドル、6.50ドル高

ユーロ圏の債券利回りの上昇やユーロ高を受けて買い戻された。米10年債利回りが4.35%と15年ぶりの高水準となり戻りを売られたが、安値を維持したことから買い戻された。