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8月24日

投資被害について

ニューヨークダウは184ドル高、長期金利の低下を好感

ダウ平均は184.15ドル高の34,472.98ドル、ナスダックは215.16ポイント高の13,721.03で取引を終了した。
8月製造業・サービス業の購買担当者景気指数が予想を下回ったため、連邦準備制度理事会の年内の追加利上げ観測が後退し買いが先行。長期金利が大きく低下したことでハイテクも買われ、相場全体を押し上げた。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円88銭で引けた

英欧の低調な経済指標を受けた欧州通貨売りでドル買い優勢で始まったのち、米8月購買担当者景気指数速報値も予想以上に悪化したため連邦準備制度理事会の追加利上げ観測が緩和し、米長期金利の低下に伴いドル売りに拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物10月限は続落、原油10月限終値は78.89ドル、0.75ドル安

8月の各国の購買担当者景気指数・速報値が弱かったことから、世界的な景気悪化懸念が強まった。ユーロ圏の非製造業購買担当者景気指数は48.3まで低下し、昨年12月以来に景気判断の50を下回った。ドイツ非製造業購買担当者景気指数の悪化が背景。英国や米国でも購買担当者景気指数は低下しており、年初からの景気回復が失速していることを示唆した。
中国だけでなく主要国の景気悪化も意識された。

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が前週比613万4000バレル減と大幅に減少したことは下支え要因。米原油在庫は4億3352万8000バレルまで減少し、年初来の最低水準を塗り替えている。製油所稼働率は94.5%と前回の94.7%からやや低下したが、高水準を維持しており原油消費量は堅調。石油製品需要の4週間移動平均は日量2089万4000バレルと年初来の最高水準を維持。一方で原油生産量は日量1280万バレルまで拡大し、コロナショック前の水準に迫っている。

国内総生産に先行する傾向のある購買担当者景気指数の悪化で、主要国の利上げ打ち止め期待が高まったことは支援要因。24日から始まる米カンザスシティー地区連銀主催の経済シンポジウムを控えて、追加利上げ示唆が意識されていたものの、警戒感がやや後退した。主要な米株価指数は上昇して引けた。


ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1948.10ドル、22.10ドル高

8月の欧米の総合購買担当者景気指数速報値が低下し、米国債の利回りが低下したことが支援要因になった。ユーロ圏は47.0と前月の48.6から低下し、2020年11月以来の低水準となった。米国は50.4と前月の52から低下し、2月以来の低水準となった。